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感動中毒コミュの遊び人の初恋

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遊び人だったおれの初恋は、付き合った女性の人数が
両手でも足りなくなってからだった。
彼女から告白された時、この出会いが自分の価値観や
運命までも左右することになる、なんてまったく想像もせずに
軽い気持ちで受け入れた。

もう何人目なのかもわからないその彼女は、
今まで付き合った女性とは、何かが違っていた。

一緒にいると楽しかった。癒された。
このまま時間が止まってしまえばいい、と本気で思った。
言葉では表現できないくらい充実した時間が
たしかに存在した。

それまでおれは女性に「好きだよ」とか「愛してるよ」とか
言ったことがなかった。言おう、と思ったこともなければ、
言わなければ、と感じたこともなかった。
あんなセリフを本気で言うヤツなんていないだろ、
くらいにしか思っていなかった。

「わたしのことどう思ってるの」
今思えば、ほとんど全員に一度は言われたような気がする。
何も感じなかった。何故そんなことを言うのか
想像もつかなかった。想像する、という発想すらなかった。
冗談のつもりで「おばさん」と答えてブッ飛ばされてからは
「料理がうまい」とか「酒が強い」など
相手を褒めるようにした。

そんなおれが、彼女から
「わたしのことはどう思ってるの」
と言われた時「ハッ」とした。

「愛してる?」

疑問符は付いていたが、生まれて初めて
その言葉が素直に、ごく自然に
胸の奥から湧き上がってきた。

「おれ、人を愛したことないからわからないんだけど…
もしかしたら…愛してる…かも…」

その時の気持ちをものすごく忠実に、そして真剣に伝えた。

彼女は微笑みながら
「かも、じゃなくて愛してるんだよ!これが愛なんだよ!」
と言った。笑った目からは涙がこぼれていた。

それまで、クリスマスにもバレンタインデーにも
何の感動もなかったが、その冬だけは違っていた。
愛する人と一緒にいるってこんなに満たされてて
幸せな気持ちになれるのか、知らなかった!!

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しばらくして、彼女との些細なケンカから
別れ話にまで発展してしまうという事件が発生した。
ずっと一緒にいたい、と思っていたおれは
あれこれ言葉を考えたが、その時はじめて気付いた。
「そういや、おれオンナを口説いたことがない(!)」

付き合った女性の人数だけで、勝手に自分を恋愛マスターだ
と思い込んでたおれにとって、これに気付いてしまったのは
ショックだった。冷静に考えたら、会ったその日に酒の勢いとか
その場のノリで仲良くなってただけだった。
「付き合ってくれ」
このセリフも今まで一度も言ったことがなかった。

結局、彼女は一度も振り返ることなく去って行った。
彼女からは愛だけでなく失恋まで教わってしまった(T_T)
そしておれが女性の口説き方を知らない、ということも
気付かせてもらった。

短かい付き合いだったけど、
たくさんのことを教えてくれた彼女には
心から感謝している。
この出会いがなかったら今のおれはいない。
いま音楽を続けているのも、
もしかするとこのコミュニティを作ったのだって
その出会いがあったからかもしれない。
はかりしれない多大な影響を受けた女性でした。

ほんとうにありがとう。

あーでも思い出すといまだにツラいなあ。
この傷は一生癒えることないんだろうな・・・。
というか、こんな話し、共感してくれる人なんているのかな(^^;;

コメント(2)

そのーさん、はじめまして!
共感していただけてよかったです。
当時はツラくて忘れる努力だけをしてましたが
今は逆にあの時の気持ちを大切にしていきたい
と思ってます。というか忘れるのムリ(^^;;
一度好きになった人の事なんて
そう簡単には忘れられないですよね。
ましてや好きになった人なんて
忘れられないよ
傷は癒やすには計り知れない時間が必要。。
そして新しい人にめぐり合える日まで。

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