マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが、2月7日、花粉症に関する調査結果を発表した。同調査は2月2日～4日の期間で全国20歳～69歳の男女1,100人を対象にインターネット上で行われた。

  • 花粉症に関する調査

アレルギーの有無を尋ねたところ、5割の人が何かしらのアレルギーを持っているという結果に。特に「花粉症」をあげた人は男女共に3割と最も多い(図1)。また、花粉症アレルギーの人は、2月の現時点ですでに72.1％が何かしらの症状を実感。男性は、「鼻水」「鼻づまり」といった“鼻”への症状、女性は、「目がかゆい」「のどのかゆみ」「のどがいがらっぽい」といった“かゆみ”と“のど”への症状を感じている人が目立つ(図2)。

  • アレルギーの有無・花粉症症状

次に、花粉症対策で取り組みたいことを尋ねたところ、薬物療法、アレルゲン侵入予防 、生活習慣の改善をあげる人が目立った。また、男性よりも女性の方が多岐にわたる対策を講じている様子がうかがえる。

  • 花粉症対策で取り組みたいこと

アレルギー対策として今後やりたい・気になっている方法を尋ねると、外出時や人混みでの「マスク着用」がメインに。中には、「舌下免疫療法」といった治療へ興味を示す人もみられた(図4)。最後に、コロナ禍マスク着用時と比べた現在の体調や気分の変化について尋ねると、「マスクなしで顔を出すのはなんとなく心もとない・不安になる」「気分が晴ればれして快適になった・息苦しい気分がなくなった」など、気分の変化があった人は4割という結果になった(図5)。

  • アレルギー対策・マスク着用時と比べた現在の体調や気分の変化