名古屋市交通局と名古屋鉄道は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、あわせて名古屋市営地下鉄鶴舞線と名鉄犬山線の相互直通運転列車を見直すと発表した。鶴舞線は日中時間帯に10分間隔の運転となり、名鉄犬山線へ直通する列車が大幅に減便される。

  • 名古屋市営地下鉄鶴舞線の車両3050形。名鉄犬山線にも乗り入れる

鶴舞線は上小田井~赤池間を結び、現在は平日の日中時間帯に毎時8本(7~8分間隔)程度、土休日の日中から夕夜間にかけて毎時6本(10分間隔)の列車を運転。上小田井駅から名鉄犬山線、赤池駅から名鉄豊田線との相互直通運転も実施している。名鉄犬山線との相互直通運転列車に関して、現在は平日・土休日の朝をはじめ、平日の日中時間帯に毎時1本(岩倉駅発着)、夕夜間に毎時2本(柏森駅発着。一部列車は犬山駅発着)、土休日の日中から夕夜間に毎時2本(岩倉駅発着。一部列車は犬山駅発着)を設定している。

3月16日のダイヤ改正で、利用状況に合わせ、鶴舞線から名鉄犬山線への相互直通運転列車の輸送力を見直す。平日は10~16時台に毎時1本運転される岩倉駅発着の列車を運転取りやめとし、21時台以降に毎時2本運転される柏森駅発着の列車も一部を除き運転取りやめに。平日17~20時台に毎時2本運転される柏森駅発着の列車は運転区間を短縮し、ダイヤ改正後は岩倉駅発着で運転される。

  • 名古屋市営地下鉄鶴舞線との相互直通運転用として製造された名古屋鉄道の車両100系

土休日は10時台以降に毎時2本運転される岩倉駅発着の列車について、一部を除き運転を取りやめる。これらの変更により、鶴舞線から名鉄犬山線へ直通する列車は平日・土休日の朝と平日の17~20時台、平日・土休日21時台以降の一部列車を残すのみとなる。

鶴舞線内の運転本数も見直しに。土休日に加え、平日の日中時間帯も毎時6本(10分間隔)の運転とし、1時間あたり2本を減便する。あわせて時刻をパターン化。上小田井駅で平日の11時0分から15時30分まで毎時0・10・20・30・40・50分発(毎時0・30分発は赤池行、他は豊田市行)、赤池駅で平日の10時18分から14時38分まで毎時8・18・28・38・48・58分(すべて上小田井行)に統一する。土休日も上小田井駅で10時0分から20時40分まで毎時0・10・20・30・40・50分発(毎時0・30分発は赤池行、他は豊田市行)、赤池駅で10時28分から21時8分まで毎時8・18・28・38・48・58分発(すべて上小田井駅)に統一する。