JR北海道は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、快速「ニセコライナー」の小樽~手稲間を各駅停車とすることを発表した。同列車は桑園駅にも新規停車するため、ダイヤ改正後の通過駅は手稲~琴似間の途中駅3駅のみとなる。

  • 快速「ニセコライナー」にも使用されるキハ201系

快速「ニセコライナー」は朝と夕夜間に上下各1本を設定。現在、朝の下りは蘭越駅6時16分発・小樽駅8時18分発(停車時間17分)・札幌駅8時57分着、夕夜間の上りは札幌駅17時49分発・小樽駅18時42分発(停車時間13分)・倶知安駅19時52分着で運転されている。非電化区間の蘭越・倶知安~小樽間は各駅に停車。電化区間の小樽~札幌間で快速運転を行い、途中の南小樽駅、小樽築港駅、手稲駅、琴似駅に停車する。

JR北海道は来年3月のダイヤ改正で、快速「エアポート」「ニセコライナー」の全列車を桑園駅停車とすることを発表。快速「ニセコライナー」は小樽~手稲間の各駅にも停車し、通勤時間帯の利便性向上と前後列車の混雑緩和を図るとしている。ダイヤ改正後の「ニセコライナー」は、蘭越・倶知安~手稲間の各駅と琴似駅、桑園駅、札幌駅に停車することになり、通過駅は手稲~琴似間の途中駅である稲積公園駅、発寒駅、発寒中央駅のみとなる。

停車駅は増えるものの、小樽駅での停車時間を調整することにより、朝の下りは蘭越~札幌間の所要時間を短縮。蘭越駅6時17分発・小樽駅8時6分発(停車時間5分)・札幌駅8時50分着で運転される。夕夜間の上りは札幌駅17時50分発・小樽駅18時43分着(停車時間9分)・倶知安駅19時52分着で運転され、札幌駅からの倶知安駅まで所要時間1分増にとどめた。