光岡自動車が新型車「ビュート ストーリー」(Viewt story)を発売した。プレミアムコンパクト「ビュート」の後継モデルで、ベース車両は従来の日産自動車「マーチ」からトヨタ自動車「ヤリス」に変更となっている。何が変わったのか。受注状況は? 実車を取材してきた。

  • 光岡自動車「ビュート ストーリー」

    光岡自動車が「ビュート ストーリー」を発売!

来年8月の生産分まで売れている?

「ビュート」は初代が1993年に発売となったロングセラーカー。今回の新型で通算4世代目となる。 これまでに累計1.3万台が売れた光岡自動車の人気モデルだ。

従来は日産マーチをベースに作ってきたビュートだが、新型はベース車両がトヨタのヤリスに変わった。それに伴い、ビュート ストーリーでは新たにハイブリッド車(HV)が選べるようになった。ボディタイプはハッチバックのみで、セダンタイプは選べなくなった。

  • 光岡自動車「ビュート ストーリー」
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  • 「ビュート ストーリー」のパワートレインはHV(1.5L)とガソリンエンジン車(1.0Lと1.5L)の計3種類。駆動方式は2WDと4WD、トランスミッションはCVTと6速MTから選べる。価格は最も安い1.0Lガソリン車の2WDが308万円、最も高いHVの4WDが429万円だ

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    ボディサイズは全長4,090mm、全幅1,695mm、全高1,500mm(HVの4WDのみ1,515mm)

デザイン面では「若返り」を図ったという。これまではボンネットの先端と前輪フェンダーの先端が前後関係でいうと同じくらいの位置にあり、クルマを上から見るとスクエアな形だったそうなのだが、新型ではフェンダーの先端を後ろに下げることで顔の印象を変えた。この処理が「顔をリフトアップしたような」効果を生み出すそうだ。

  • 光岡自動車「ビュート ストーリー」

    目(ヘッドライト)はLED化。目を囲む銀色(メッキ)のリングは従来比1.5倍くらいに大きくなっている

作り方も変わりつつある。これまではほとんどの部分をFRP(繊維強化プラスチック)で手作りしていたそうだが、光岡自動車ではSUV「バディ」あたりから、プレス金型や射出成型などを取り入れ始めているとのこと。とはいえ、ビュート ストーリー最大の特徴となる顔(フロント部)はFRPの手作りにこだわっているそうだ。

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  • ボディカラーは12色、内装は8色から選択可能

ビュート ストーリーの発売日は2023年9月22日。先行予約の受け付けは2023年2月に始まっていた。生産開始は8月で、2023年中の生産台数は40台を予定。2024年は通年で180台を生産する方針だ。これまでの予約台数は160台ほど。つまり、2024年8月までの生産分が売約済みということになる。予約受注の内訳はHVが約30%だ。

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