LINEが運営するLINEリサーチでは、6月19日~6月21日、日本全国の高校生を対象に、ふだんマンガを読む頻度や漫画から受けた影響などについて調査した。

高校生に、マンガ・コミック・マンガ雑誌など、紙の本、電子書籍すべて含めて、ふだんどのくらいマンガを読んでいるか聞いたところ、全体で16%の高校生が「マンガはまったく読まない」と回答し、昨年の調査とほぼ同じ割合で、8割以上の高校生は、ふだんからマンガを読んでいることがわかった。

読む頻度としてもっとも割合が高かったのは、「ほぼ毎日読む」で約3割。「ほぼ毎日読む」「週4~5日読む」「週1~3日読む」を合わせた【週1日以上読む】という高校生の割合は、全体で6割弱。昨年から大きな変化はみられなかった。

男女別でも大きな差はみられなかったが、学年別にみると、【週1日以上読む】高校生の割合は低学年になるほど高くなっていた。特に、1年生では6割強とやや高めの割合だった。

ふだんマンガを読むと回答した高校生に、マンガから何か影響を受けたことがあるかを聞いたところ、全体の上位は僅差で「知識が増えた」「まわりの人との会話がはずんだ・話題が増えた」という結果に。いずれも5割強の高い割合で、男女別でもそれぞれ上位にランクインした。全体の3位以降は、「趣味ができた」「想像力が豊かになった」が4割台で続いた。

男女別にみると、全体的に女子高生のほうが各項目の割合が高めの結果に。また、「想像力が豊かになった」「励まされた」は高1の女子高生で高めの割合となった。男女ともに、5位には「価値観・人生観が変わった」が3割強でランクインした。

学年別にみると、「友達ができた・増えた」は高2の男子高生、高1の女子高生で割合が高く3割超。女子高生で9位の「恋愛に役立った」は、高2の女子高生で1割台後半と高めだった。ランキング外ですが「勉強に興味を持った・始めた」は、2年生で割合が高く約15%となった。

ふだんマンガを読む高校生に、マンガ・コミック・マンガ雑誌など、紙の本、電子書籍すべて含めて、ハマっているマンガについて聞いた。

男女ともに、1位は「推しの子」となった。昨年の調査で、ハマっているマンガの1位だった「SPY×FAMILY」は、今年は2位にランクインした。

男女別にみると、女子高生の3位には「山田くんとLv999の恋をする」が、6位には「ハイキュー!!」がランクインした。女子高生の10位には同率で「魔入りました!入間くん」や、「薬屋のひとりごと」が並んだ。

また、女子高生では恋愛系のマンガも人気があり、「ヲタクに恋は難しい」「ハニーレモンソーダ」「わたしの幸せな結婚」など、男子高生に比べて女子高生で割合が高くなった。

一方男子高生は、3位に昨年と同じく「ONE PIECE」がランクインし、引き続き男子高生で高い人気を獲得している。そのほか女子高生よりも男子高生で人気だったのは、「進撃の巨人」「怪獣8号」「五等分の花嫁」だった。