開店祝いや公演などへの定番の贈り物といえば、スタンド花。最近では、推し活のひとつとして、応援しているアイドルやアーティストのイベントにスタンド花、またの名をフラワースタンド、略して「フラスタ」を贈るケースも増えています。「スタンド花を贈りたい」というときに、どのようなお花を選べばいいのでしょうか? また、どんなことに気を付ければよいでしょうか。

■「スタンド花」ってどんなお花?

スタンド花とは、花器の中へ入れた吸水性スポンジにお花をアレンジし、専用のスタンドに乗せた大型のアレンジメントを指します。一般的なスタンド花のサイズは、大きなものでは高さ1.5〜1.8m、幅1〜1.5m程度、小さなものでは高さ1m、幅0.5m程度です。

スタンド花はお祝いのシーンとしては、開店祝いや開業祝い・周年祝い・楽屋祝い・公演祝い・個展祝いなどで贈られます。お悔やみのシーンでは、通夜や葬儀・告別式などで贈られます。

「スタンド花」はどこで注文できるの?

お花屋さんやインターネットのサービスで注文を受け付けています。ただ、お花屋さんの中にはスタンド花の注文を受け付けていない場合もありますので、事前に確認するのがよいでしょう。

また、贈り先から比較的近いエリアにあるお花屋さんへ注文すると、会場の規模や雰囲気を前もって把握しているケースも多く、お花を贈りたい場におすすめのスタンド花を提案してくれるでしょう。

「スタンド花」の色の選び方

スタンド花の色は、一般的にお祝いの場合は華やかな色・明るい色などが好まれ、お供えの場合は白、グリーン、ブルーなどが選ばれます。

アイドルグループなどではメンバーカラーが設定されている場合があります。お花屋さんに贈りたい色合いを伝えてつくってもらうこともできますので、相談してみてください。

■贈るときの注意点

1.色やサイズを会場へ確認する

コンサートやイベント・葬儀・告別式などの場合、色、大きさ、形状に指定があるケースもあるので、運営や主催者・会場などに確認することをおすすめします。

2.贈ることを前もって贈り先へ伝える

スタンド花を贈る際はサプライズではなく、事前に会場や贈り先へお花を届けることについて了承をとるようにしましょう。開店やイベントの際、前日に届けたほうが準備の都合がよい場合もありますし、当日まで会場にスタッフがいないケースもあります。

贈り先が受け取れる日、時間帯を確認して届けてもらうようにしましょう。

■立て札の書き方

スタンド花には立て札(お名札)をつけることができます。立て札はお花屋さんがつくってくれますが、書き方のルールを知っておくとよいでしょう。

1.飾り文字は漢字

「御祝」「御供」「祝〜〜展開催」などの部分を飾り文字と言います。飾り文字は全て漢字で書くのが正式なマナーです。

2.飾り文字の色

飾り文字の色は、お祝いの場合は朱色で書くのが一般的です。お悔やみの場合は黒色で書きます。

3.贈り主の名前の書き方

立て札には誰が贈った花なのかが贈り先にわかるように記載します。会社名や団体名などを名前の前に小さく入れ、その後に名前を書きます。連名で贈る場合は、目上の人の名前が右側に来るようにしましょう。

贈り主を必ず記載し、贈り相手の社名や氏名は入れても入れなくても構いません。