日本旅行とJR西日本は2日、今年で運行5周年を迎える観光列車「あめつち」を使用し、団体旅行専用列車として松江駅から山陰本線・木次線経由で出雲横田駅まで特別運行するツアーを6月4・11日に実施すると発表した。

  • JR西日本の観光列車「あめつち」が木次線を特別運行

ツアー当日、「あめつち」の下りは松江駅8時49分発・宍道駅9時27分発・木次駅10時16分発・出雲三成駅10時56分発・出雲横田駅11時19分着、上りは出雲横田駅11時56分発・出雲三成駅12時29分発・木次駅13時8分発・宍道駅13時47分発・松江駅14時7分着で運行(今後変更となる場合がある)。宍道駅から出雲横田駅まで木次線を往復する。

6月4・11日ともに松江発は「たたら」文化に触れ、食を楽しみ、季節を感じられるコースに。下り「あめつち」に乗車し、出雲横田駅到着後、観光バスで周遊する。仁多米食堂で仁多米食べ放題と奥出雲の食を楽しみ、「絲原記念館」「石照庭園」「菅谷たたら山内」「田部竹下酒造」を見学して松江駅に戻る行程となっている。

6月4日の出雲市発は奥出雲エリアを感じるコースに。11年越しに整備を完了した「菅谷たたら山内」を見学するほか、「石照庭園」で約400種の花しょうぶを鑑賞し、出雲横田駅から上り「あめつち」で松江駅へ向かう。6月11日の備後庄原発は、「あめつち」に乗車して特製弁当を味わい、武士の格好をした「まつえ時代案内人と巡る」コースで、ひと味違う松江城を体験できるとのこと。

各コースとも日本旅行TiS松江支店で発売。ウェブサイトにて5月2日17時から申込みを受け付ける。なお、旅行商品のため、「みどりの窓口」「e5489」等での一般発売は行わない。

乗車特典として、一文字屋「あめつち木次線」特別弁当(木次線沿線食材を使用した新弁当)を用意するほか、「藤原茶問屋×あめつちコラボ和紅茶ティーバッグ」「あめつちグッズ」のプレゼントも。木次線沿線特産品の車内販売も実施される。