仕事でもプライベートでも、誰もが「信頼できる人」と付き合いたいと思うものです。また、自分が周りから信頼されているかどうかも気になりますね。

本記事では、信頼できる人とはどんな人なのか、仕事や恋愛面における特徴を紹介します。逆に信頼できない人の見分け方や、信頼できる人になる方法もまとめました。

  • 信頼できる人とは

    信頼できる人の特徴や、信頼を得るための方法などを紹介します

信頼できる人とは

「信頼」の意味とは、「信じて頼りにしたり、任せたりすること、またその気持ちのこと」です。

周囲から「この人は信頼できる」と思ってもらえる人とは、その人柄や考え方、言動、そして実績などが、信じて頼りにするに足りる人のことです。

職場において信頼できる人の特徴5選

仕事をする上で、上司や部下、同僚や取引先との信頼関係は大切なポイントです。ここからは、特に職場において、信頼できる人の特徴を具体的に紹介します。

どんな人に対しても誠実な態度で接している

職場で「信頼できる人」だと思われている人の中には、誰に対しても態度を変えず、誠実に接している人が多いでしょう。

話をしっかりと聞き、本音で真摯(しんし)に向き合いつつ、偏りのない客観的なアドバイスをくれるため、相談しやすい相手だと認識されていることが多いです。

問題解決に向けて周囲の人にも働きかけて、物事を円滑に進めます。

道徳的である

信頼できる人は、道徳的で正しい善悪の判断に準じた行動を取ることができます。自分の損得勘定で動いたり、その場の感情で物事を判断したりはせず、ルールやマナーを守る傾向にあります。

仕事中だけでなく、エレベーターに乗ったときに他者のために自然とボタンを押したり、ごみが落ちているのを見掛けたら拾ったりなど、日常のふとした瞬間にも、その人の本性が垣間見えるでしょう。

何事にも諦めず最後までやりとげる

仕事をするにあたって、うまくいかないことやトラブルなどは付きものです。信頼できる人は、困難に直面しても投げ出さず、最善を尽くして最後までやり遂げようとする傾向があります。

どのようにすれば問題解決できるかを諦めずに追及し、工夫と努力を重ねる姿勢は、周りからの「信頼できる人だ」という評価につながります。

言い訳しない

仕事でミスをしてしまったとき、言い訳をして責任逃れをしよう、自分を守ろう、とする人は少なからず存在します。しかし、信頼できる人は自分の非を認めて、素直に謝ることができます。

ミスを他責にせず、自分のものとしてしっかり省みることで、挽回し、次につなげることができます。結果として、周りからさらに信頼できる人だと思われるのです。

専門的な知識やスキルがある

行動や仕事に対する姿勢だけでなく、スキル面で信頼できるかどうかも、職場では非常に重要です。「この人に任せれば間違いがない」という専門分野があると、信頼につながります。

「○○の資格を持っている」「○○力がある」という明確なスキルでなくとも、「誰よりも商品知識がある」「取引先と深い信頼関係を築いている」といったその人だけの強みがあると、信頼され、仕事を任せてもらいやすい傾向があります。

恋愛において信頼できる人の特徴5選

  • 恋愛で信頼できる人の特徴

    特に恋愛面において、信頼できる人に共通する特徴を見ていきましょう

恋愛においても、信頼は切っても切り離せない、非常に重要なものですよね。では恋愛において信頼できる人とは、どのような人なのでしょうか。

相手の意見・価値観を尊重できる

恋愛において「信頼できる人」とは、自己主張をするだけではなく、相手からの意見を受け入れる度量を持ち合わせている人です。

口論になったり意見がぶつかったりしたときに、自分の意見だけを通そうとするのではなく、相手の意見も否定せず、二人が納得できる解決策を模索します。

意見を押し付けず相手を尊重することで、価値観の擦り合わせができるのです。そのため、けんかをしたとしても、二人の信頼関係はさらに深まるでしょう。

しっかり約束を守る

信頼できる人は、自分の言動に責任を持てます。そのため、過去にした約束や小さな決めごともきちんと覚えています。

例えばデートの約束をすっぽかされたら、一気に信頼は無くなってしまうでしょう。ささいなことの積み重ねが大切です。

時間厳守で、デートに遅刻しない

信頼できる人は、常に自分を律して行動でき、スケジュール管理も上手にこなします。どんなに忙しくても、相手の時間を尊重しているため、デートの時間に遅れることはありません。

もしも仕方のない事情で遅れる場合は、必ず事前連絡とその後のフォローを行います。仕事だけでなく、プライベートでも時間を必ず守る人は、それだけで信頼が高まります。

自分の意見をしっかり伝えることができる

けんかをしてしまったり、重たい空気になってしまったりしたときに、どのような対応をするかで相手からの信頼度は変わります。

もし無難な言葉を選んで、取りあえずその場を収めたとしても、結局はまた同じことが繰り返され、相手からの信頼は損なわれます。

信頼できる人はその場の空気に流されず、自分の持っている意見をしっかりと相手に伝えることができます。 逃げたりごまかしたりせずに、本音を話すことで相手からの信頼を得られ、より良い関係を築いていけるのです。

知人・友人の悪口を言わない

どのような環境においても、人の悪口を言いたがる人はいるでしょう。しかし信頼できる人は、悪口は何の解決にもつながらないどころか、悪影響しかないことを知っています。

悪口を言う人は、相手にネガティブな印象を与えます。「この人は、他の人には私の悪口を言っているのではないか」と不安にさせてしまいます。悪口を言うことで、自身の信頼を損ねることにつながるのです。

心許せる恋人に、たまに愚痴や悩みを言うのはいいですが、誰かの悪口になっていないかは注意する必要があります。

信頼できない人の特徴と見分け方

ここまでは、信頼できる人の特徴について紹介しました。それでは逆に、信頼できない人とは、どのような人なのでしょうか。自分に当てはまっている項目がないか、チェックしてみてください。

また、周囲にこのような特徴を持つ人がいたら要注意です。

人によって態度を変える

信頼できない人は、相手の立場や地位によって、都合のいいように態度を変えがちです。その場で態度を使い分けて、一見うまくやっているように見えますが、いずれ周りに気付かれて信頼を失うでしょう。

一度失った信頼はなかなか取り戻せません。今まで積み上げてきた信頼も、一気に無くなってしまいます。

うそをついてごまかそうとする

何かトラブルが起こったとき、信頼できない人はその場しのぎでうそをつくことがあります。

うそをついたことでつじつまが合わなくなり、うそを隠すためにさらにうそをつくのです。一度うそをついたことがバレると、これから先、信頼してもらうことは困難です。

信頼を失わないように、ささいなことでもうそをつくことは避けましょう。

自分の失敗を責任転嫁する

信頼できない人は、仕事やプライベートでミスをしたとき、自分のミスと認めない傾向があります。失敗の原因を人に押し付けて、責任逃れをするのです。

なにか失敗をしたときに大切なことは、自分事と捉えて素直に謝罪する心、そして反省し、挽回することです。

周りの人は、その姿を見ています。責任を取ることを避けているようでは、いつまでも人から信頼されないでしょう。

「ありがとう」や「感謝の言葉」が言えない

世間には、お礼や感謝の気持ちを相手に伝えられない人が一定数、存在します。他人が自分のために動くことは当然だと思っていたり、他人に助けてもらったりしたことに気付かない人たちです。

「ありがとう」を言い合えない人と、信頼関係を構築することは難しいと思われているでしょう。

他人に秘密事をバラす

他人に秘密事をバラしてしまう人と、これから先も付き合いたいと思う人はいないでしょう。秘密事を他人にバラすことは、裏切り行為に値するためです。

話された内容が自分の事でなくても、誰かの秘密が暴露されている現場に居合わせた人は、次は自分のことを話されるのではないかという不信感が残ります。

同じ過ちを繰り返し、直そうとしない

信頼できない人によくあるのが、同じ過ちを繰り返し、一向に直そうとしない点です。

取りあえず謝って、その場だけしのげればいいと思っているのでしょう。なぜ失敗したのかを考えないため、何度教えても同じことで失敗します。

教える側のやる気をなくさせ、周りからはあきれられ、信頼もどんどんなくなるでしょう。

約束を何度も破る

信頼できない人は、約束を何度も破りがちです。約束を守れない人は、相手のことを考えず、自分の都合だけで行動するのです。

また、約束したこと自体を忘れてしまうこともあります。約束が破られたことによって相手の予定が狂ってしまったり、迷惑を掛けてしまったりすることを考えません。

考えが自分中心なため、周囲との信頼関係を築くことは難しいでしょう。

「信頼できる人」になるためのコツ・方法とは

  • 人から信頼される方法とは

    周囲から信頼を得るための方法も見ていきましょう

信頼できる人になるためにはコツがあります。日頃の意識と行動を少し変えるだけで、物事が好転し、信頼できる人に近づけるはずです。

ミスや間違いを起こした場合は謝罪する

ミスや間違いを起こした場合には、ごまかさず素直に謝罪しましょう。

経緯を説明することは大切ですが、言い訳や正当化はしないように意識します。まずは自分の失敗を素直に認め、責任ある行動を取ることで、ミスを起こしても最小限に抑えられます。

自分のミスを自分で拭うことのできる人には、責任感があり信頼できる人だというイメージが付くでしょう。

早めの連絡、返信

特に仕事の連絡は、返信が遅くなって作業が滞ってしまうと相手に迷惑です。迷惑を掛けないように、できるだけレスポンスは早くするよう心掛けましょう。

プライベートでも、友人や恋人に何日も待たされたり無視されたりするのは、気分がいいものではありません。特に会う約束や旅行の計画などスケジュールにまつわることは、できるだけ早く返信をするようにしましょう。

見た目や言葉遣いに気を付ける

TPOを考慮し、常識・マナーに沿った身なりをするよう心掛けましょう。自分が気に入っているファッションやこだわりがあったとしても、今はそれを貫き通すときなのかを、きちんと見極めることが重要です。相手の意見に耳を傾け、周囲と合わせることも意識しましょう。

身なりだけでなく、言葉遣いにも人柄が表れます。どのような相手にも礼儀を忘れず、誠意ある対応をすることが大切です。

仕事は細部までこだわってやりぬく

仕事に取り組む姿勢は、常に周りの誰かが見ています。仕事をするということは、自分が担当している仕事を「ただこなす」だけではありません。単なる作業、やらされ仕事と捉えるのではなく、高い意識を持って、細部のクオリティーまでこだわりぬきましょう。

もちろん、こだわり過ぎて効率をおろそかにしてはいけませんが、仕事に真摯に取り組む姿勢は、周りからの信頼を集めるでしょう。

職場・プライベートともに、周囲から信頼される人を目指そう

信頼できる人の特徴や逆に信頼できない人の特徴、信頼できる人になるためのコツなどを紹介しました。

信頼はすぐに得られるものではなく、意識した行動の積み重ねで少しずつ得られるものです。今回紹介したものから、何か一つでもいいので実践して、魅力的な人を目指していきましょう。