JR北海道は9日、留萌本線石狩沼田~留萌間の鉄道事業廃止届を国土交通大臣宛に提出したと発表した。廃止予定日を2023年9月30日として届出を行ったが、繰上げが認められれば2023年4月1日に廃止予定日が繰り上げられる。

  • JR北海道が留萌本線石狩沼田~留萌間の鉄道事業廃止届を提出

留萌本線については、沿線自治体である深川市、秩父別町、沼田町、留萌市と協議を行い、石狩沼田~留萌間は2023年3月末、深川~石狩沼田間は2026年3月末での鉄道事業廃止に合意に至ったとのこと。先行して鉄道事業を廃止する石狩沼田~留萌間(35.7km)に関して、鉄道事業法第28条の2(事業の廃止)に則り、国土交通大臣宛に鉄道事業廃止届出書を提出した。

廃止予定日を2023年9月30日として届出を行ったが、鉄道事業法第28条の2第2項の規定にもとづき、届出後に北海道運輸局の主催で意見聴取が行われる。JR北海道としては、その中で鉄道事業法第28条の2の規定に定められた廃止日の繰上げを実施したい旨の陳述を行い、繰上げが認められれば2023年4月1日(最終運行日2023年3月31日)に廃止予定日を繰り上げるとしている。