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“バチ指”を持つ美容師のヘッドスパ動画に反響 「指が気持ち悪い」心ない言葉にもめげずSNSを発信する理由
「自分の体のことを卑下してほしくない」 SNSの発信を通して伝えていきたい想い
「美容師を目指していくなかで、自分だけちょっと変えなくてはいけない部分はありました。ロットがうまく巻けないとか、ハサミのリングに指が入らないとか。指の形が原因で人よりも遠回りしたこともありましたが、そのたびにどうしたらできるようになるのか、自分なりに工夫して乗り越えてきました」
日常生活のなかでも、鼻の穴やマグカップの取っ手に指が入らない、ボウリングができない、グーが握れないなど、人にとっての“当たり前”が難しく感じる場面は少なくない。
それでも、バチ指でよかったと感じることもある。
「アシスタントの頃から、ヘッドスパやマッサージが気持ちいいと褒められることが多かったです。また、「あの指の子だ」とか「マッサージが上手な子ね」みたいな感じで認識してもらいやすかったです。体の特徴によって覚えてもらえるきっかけになるのは、美容師になった今でも大きなメリットですね」
バチ指“であるがゆえに”出来ないことは自分なりに出来るように最善を尽くし、バチ指“だからこそ”プラスになることを模索してきた結果なのだ。
「僕がバチ指で悩んだように、人にはそれぞれコンプレックスがあります。それについては解決できるものに関しては、できることをすべてやればいいと考えています。例えば、見た目にコンプレックスがあるのなら、その劣等感に引っ張られていろんなことができなくなるくらいなら、整形したっていいと思う。悲観するくらいなら明るくなれる方法を考えたほうが幸せになれるから」
どんな意見があろうとも、今後もSNSなどを通して、「『自分の体がこうだからできない』といった思いをする人が少なくなるような発信をしていきたい」と吉田さんは意気込む。
「自分の体のことを卑下するようなことがなく、前向きにいろんなことにチャレンジできる人が増えるきっかけになれたらいいなと思います」
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