「木でお餅を作りました」モチモチ、ノビノビの出来ばえに称賛の声「ぎゃー!伸びてる!」「お腹すいてくる」

山本 明 山本 明

 「木でお餅を作りました」というひと言とともに「X」にポストされた画像が大きな注目を集めました。焼きたてのお餅を箸でつまんだ時のやわらかくのびる様子がリアルに表現されています。

 画像を投稿したのは「キボリノコンノ」(@kibori_no_konno)さんです。キボリノコンノさんは「木彫りであっと驚くものを作る」ということをモットーに作品を制作するアーティストで、食べ物や飲み物など身近なものから題材を選び、本物と見紛うばかりの木彫り作品を彫り上げます。作品はSNSで拡散し、昨年は東京、大阪、静岡で展覧会も開催されました。

「ぎゃー!!伸びてる!!!!!!!」
「木目が見えてるのにお腹すいてくるってどういうこと…??」
「スゲェー!!クオリティ高すぎ!!」

 見事な木彫り作品を称える声が広く寄せられました。

 話題になった投稿に続き、「お箸も自立します。着色はせず、木の色を生かして作りました」と驚くべき全体像を投稿したキボリノコンノさんに、制作時のことをお聞きしました。

今回は着色をせずに木の色を生かした

――おもちを木彫り作品にしようと思ったきっかけは?

昨年末に実家でお餅をつき、つきたての柔らかいお餅を食べている時にこれを木で表現したいなと思い、作ることにしました。

――自立するお箸にも驚かされました。制作するうえでとくにこだわった点を教えてください。

こだわった点は、普段は絵の具で着色をしている作品が多いのですが、今回は着色をせずに木の色を生かして、よくよくみると木目が見える不思議な作品にしてみました。

――作品に大きな反響がありました。8.7万件も「いいね」がついた感想はいかがですか?

「食べたい」「美味しそう」というコメントが多く、これからもみなさんの食欲が湧いてしまうような作品を作っていきたいなと思いました。

――今年はどんな創作活動を展開していきたいですか?新たに始めたいことあれば教えてください。

2024年は、全国各地での展覧会を予定しているので、SNSだけでなく、実際に触って楽しめるような作品づくりにも挑戦してみようと思っています。

新作絵本の楽しみ方は

 またキボリコンノさんは昨年12月に新作絵本『どっち?』(講談社)を出版、こちらは作品の題材とした「本物」と「木彫り作品」を並べて、「どちらが本物か?」を読者に問いかけるというクイズ絵本なのだそう。

 キボリノコンノさんは「『どっち?』は、子どもだけでなく大人にとっても難しい木彫りクイズ絵本になっているので、ぜひご家族や親戚等で集まったときにみなさんで楽しんでいただきたいです」といい、さらに「また答えが分かってからも、誰かにクイズを出題したり、作品集としても楽しめるので、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです」とその読みどころを話しています。

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