昨年9月からはドイツ代表を率いているナーゲルスマン監督 [写真]=Getty Images
ドルトムントがドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督の招へいを画策しているようだ。11日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨シーズンはバイエルンと熾烈な優勝争いを展開し、最終節で惜しくも11年ぶりのブンデスリーガ制覇を逃したドルトムント。しかし、さらなる飛躍が期待された今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)こそラウンド16進出を果たしたものの、リーグ戦では勝ち点「47」の4位に留まっており、首位レヴァークーゼンとは「20」ポイント差と大きく水を空けられている。
今回の報道によると、ここまでの成績や試合でのパフォーマンス、主力選手との関係性を考慮し、ドルトムントは昨シーズンから指揮を執っているエディン・テルジッチ監督の解任を検討しているのこと。即時解任については考えていないものの、CL出場圏の4位以内をキープできなければ、今シーズン終了後に契約を1年前倒しで解消する可能性が高いという。
ドルトムントは既に後任候補を探し始めており、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)が以前から高く評価しているナーゲルスマン氏の名前もリストの中に含まれているようだ。現在はドイツ代表を率いているナーゲルスマン氏だが、現行契約は今夏のEURO2024終了後に満了となり、現時点で契約延長の可能性は低いとのこと。直近ではユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプールからの関心も報じられており、去就には注目が集まっている。
なお、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、ナーゲルスマン氏はEURO2024での戦いに集中するため、同大会の開幕までに自身の進退や新天地について決断を下したいと考えているようだ。
現在36歳のナーゲルスマン氏は、2016年2月にブンデスリーガ史上最年少となる28歳でホッフェンハイムの監督に就任すると、降格圏に沈んでいたチームを残留に導き、2年目以降はクラブを史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場に導くなど手腕を発揮。その後はライプツィヒでクラブ史上初のCLベスト4進出を達成し、2021年にはバイエルンの指揮官に就任した。初年度はブンデスリーガ10連覇を達成したものの、2年目の昨シーズンは随所で不安定さを露呈し3月末に解任。同年9月にハンジ・フリック氏の後任としてドイツ代表の指揮官に就任した。
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By サッカーキング編集部
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