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スタッド・ランス、土壇場のバログン弾でPSGとドロー決着…伊東純也はヴェッラッティの退場を誘発

2023.01.30

PSGとスタッド・ランスの一戦はドロー決着 [写真]=Getty Images

 リーグ・アン第20節が29日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とスタッド・ランスが対戦した。

 前節はレンヌに完封負けを喫し、2023年に入って早くも2敗目を喫したPSG。リーグ・アンの首位はキープしているものの、2位RCランスとの勝ち点差は「3」まで縮まっているため、今節は是が非でも勝利を掴みたいところだ。一方のスタッド・ランスは5勝10分4敗・勝ち点「25」で現在11位。前節はニースとスコアレスドローに終わったため、今節はリーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す。

 PSGはリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エンバペの”MNM”が揃ってスタメン出場。カルロス・ソレールやファビアン・ルイスも先発入りを果たしている。対するスタッド・ランスは日本代表FW伊東純也がリーグ戦9試合連続のスタメン出場を飾った。

 試合は序盤からPSGがボールを握る展開に。最終ラインと中盤で丁寧にパスを繋ぎつつ、前線から下がってボールを受けるメッシやネイマールを起点にチャンスをうかがっていく。スタッド・ランスを押し込む展開が続くが、相手守備陣の粘り強い対応に遭い、決定的なチャンスを作るまでには至らない。対するスタッド・ランスは15分にチャンス。ボックス右角付近からのクロスに伊東がダイレクトボレーで合わせたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れた。

 スタッド・ランスはその後も伊東や最前線のフォラリン・バログンらを起点に、縦に速い攻撃とビルドアップからの遅攻を織り交ぜシュートチャンスをうかがっていく。一方のPSGはスタッド・ランスの堅い守備ブロックと効果的なプレッシングに苦戦。敵陣内でのプレー時間を増やしていくも、なかなかシュートまで持ち込むことができない。両チームともゴールを奪えぬまま前半はスコアレスで終了した。

 なかなかチャンスを作れないPSGはハーフタイムでヴィティーニャに代えてマルコ・ヴェッラッティを投入し状況の打開を図る。すると51分、ついに試合の均衡が破れる。ボックス手前でボールをキープしたメッシが得意の左足でシュート。相手DFに当たったボールがボックス内にこぼれると、これを拾ったネイマールが相手GKを落ち着いて交わし柔らかいループシュートでゴールネットを揺らした。ホームのPSGが先制に成功する。

 しかし59分にPSGにアクシデント発生。伊東に危険なスライディングタックルを見舞ったヴェッラッティに、オンフィールドレビューの結果レッドカードが提示され一発退場に。PSGは残り時間を10人で戦うこととなった。直後の61分にPSGに決定機。ボックス内でこぼれ球を拾ったエンバペが左足を振り抜いたが、相手GKのセーブに阻まれ追加点とはならなかった。

 その直後には右サイドを抜け出したアクラフ・ハキミがGKとの一対一を冷静に沈めてネットを揺らしたが、オフサイドの判定で追加点とはならなかった。その後は一進一退の攻防が続く。スタッド・ランスは右サイドの伊東が何度か良い形でクロスを送るが、フィニッシュの精度を欠き、枠内にシュートを飛ばすことができない。対するPSGもエンバペとメッシに決定機が訪れたが、決め切ることができない。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム。味方のスルーパスでDFラインの背後を取ったバログンがドリブルで持ち運び、最後はPSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマを交わしゴールに流し込んだ。土壇場でスタッド・ランスが試合を振り出しに戻した。試合はこのまま1-1で終了。両チームが勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。次節は2月1日に行われ、PSGはアウェイでモンペリエと、スタッド・ランスはホームでロリアンと対戦する。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 1-1 スタッド・ランス

【得点者】
1-0 51分 ネイマール(パリ・サンジェルマン
1-1 90+7分 フォラリン・バログン(スタッド・ランス

By サッカーキング編集部

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