東京ヴェルディとFC東京が対戦した [写真]＝三浦彩乃
2024明治安田J1リーグ第8節が13日に行われ、東京ヴェルディとFC東京が対戦した。
J1リーグで16年ぶりに“東京ダービー”が復活。厳重な警備体制が敷かれた『味の素スタジアム』は緊迫した空気に包まれ、ピッチ上でも白熱の攻防が繰り広げられた。
両チームともに主力がU－23日本代表活動のため不在。残った選手たちの活躍に期待がかかる中、29分に東京Vが先制の絶好機を迎える。見木友哉がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得すると、自らキッカーを担当。右上に蹴り込み、しっかりとゴールネットを揺らした。
さらに33分、東京Vがリードを広げる。敵陣深い位置でボールを奪われたものの、カウンターに転じようとした相手DFエンリケ・トレヴィザンのパスを宮原和也がインターセプト。宮原は右サイドから浮き球で折り返し、ボックス中央で合わせた染野唯月が強烈なボレーシュートをゴール右上に突き刺した。
43分、FC東京の安斎颯馬が2枚目のイエローカードを受け取り退場。アウェイチームは数的不利、2点ビハインドで試合を折り返す。
FC東京は68分に1点を返す。白井康介が右サイドで相手のパスをカットし、快足を生かして一気に前線へボールを持ち運ぶ。白井が低く速いクロスを送ると、ボックス中央に飛び込んだ遠藤渓太が右足で合わせてゴールへ流し込んだ。
東京Vは3点目を奪うチャンスを何度か迎えたものの、相手GK波多野豪の好セーブに阻まれ続けて追加点を奪うことはできない。すると後半アディショナルタイム4分、FC東京が試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア手前から遠藤が左足を振り抜き、見事な一撃をゴール左下へ突き刺した。試合はこのまま終了し、FC東京が土壇場で勝ち点を獲得。東京Vの今季ホーム初勝利はお預けとなった。
次節、東京Vは20日に敵地で川崎フロンターレと、FC東京は21日にホームでFC町田ゼルビアと対戦する。
【得点者】
1－0 28分 見木友哉（東京V）
2－0 33分 染野唯月（東京V）
2－1 68分 遠藤渓太（FC東京）
2－2 90＋4分 遠藤渓太（FC東京）
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By サッカーキング編集部
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