松本昌也(撮影は第41節水戸戦) [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
Jリーグは22日、11月度の「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」を発表した。
現在J1リーグおよびJ3リーグはシーズンの最終盤に突入しているが、J2リーグは一足先にシーズン全日程が終了。清水エスパルス、東京ヴェルディ、モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉の4クラブについてはJ1昇格プレーオフの戦いが控えており、ヴァンフォーレ甲府もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合が待っているが、残るクラブは2022シーズンの戦いに幕を下ろしている。
このような状況の中、J2リーグを対象とした各種表彰が発表。月間MVPは、ジュビロ磐田に所属しているMF松本昌也が選出された。松本は11月に行われた2試合ともにスタメン出場。4日に行われた第41節水戸ホーリーホック戦では46分にヘディングシュートでチームの4点目を挙げ、5-0での勝利に貢献した。
続く12日開催の第42節(最終節)栃木SC戦では、1-1で迎えた61分に左からのクロスボールを頭で沈め、待望の逆転弾を記録。松本は2試合連続ゴールを挙げていた。最終節を2-1と白星で飾った磐田は、他会場の清水の結果も踏まえ、逆転でのJ1昇格が決定。1年でのJ1復帰を果たしていた。
この活躍が評価され、松本は11月度の月間MVPに輝くこととなった。Jリーグ選考委員会の佐藤寿人委員は「昇格を決める大仕事を成し遂げた。第41節、第42節での得点がなければ今年のリーグ戦の結末は違うものになっていた」、寺嶋朋也委員は「普段は得点が多いポジションではないが、クライマックスで2戦連発。勝負強さを見せつけた。求められているもの+αを発揮し、チームを逆転に導いた」、平畠啓史特任委員は「ジュビロの右サイドでポイントになっていた。ゴールだけでなく、鈴木雄斗選手との連携も見逃せない」と総評している。
また、月間監督賞には同じく磐田から、劇的昇格へ導いた横内昭展監督が選ばれた。なお、横内監督は6月度以来今季2度目の受賞となっている。Jリーグ選考委員会の佐藤委員からは「補強が出来ない、という仕事がしづらい環境の中で、今いる若手を引き上げるというコーチとしての強みを発揮した。さらに監督としての決断力も加わり、難しい仕事を成し遂げた。広島時代も監督の決断に対して適切なアドバイスを送っていたのは横内さんだった」と賛辞が贈られた。
一方、J2リーグの月間ベストゴールには、東京Vに所属するMF中原輝が第41節栃木SC戦で決めた得点が選ばれた。中原はスコアレスで迎えた同試合の82分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でフリーキックを獲得すると、左足で狙い澄ました一撃をゴール右へ叩き込む。最終的にはこのゴールが決勝弾となり、東京Vは1-0と白星を飾っていた。Jリーグ選考委員会の反町康治委員は「FKでの鮮やかな一発。東京Vが最後まで昇格争いが出来たのは中原選手の力があってこそ。MVP級の活躍だった」と評価している。
11月度のJ2リーグを対象とした「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」は下記の通り。
■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP
J2:松本昌也(ジュビロ磐田)
■2023明治安田生命Jリーグ 月間優秀監督賞
J2:横内昭展(ジュビロ磐田)
■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール賞
J2:中原輝(東京ヴェルディ)
第41節 栃木SC戦 82分
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By サッカーキング編集部
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