山本由伸が発熱のため登板を回避

　オリックスは20日、本拠地での日本ハム戦に3－5で敗戦。今季ワーストの4連敗を喫し、首位・ロッテとのゲーム差は「2.5」に開いた。

　この試合では当初先発予定だった山本由伸が発熱のため、「特例2023」を適用した登録抹消に。試合直前で先発を回避することが決まった。

　そこで竹安大知が一軍に緊急招集されて先発マウンドに上がったが、こちらは2回に右肘の違和感を訴えて途中降板。後続も日本ハム打線に捕まり、5失点で敗戦を喫した。


　試合前のドタバタだけでなく、この日はマーウィン・ゴンザレスも右足指の骨折で登録抹消となった。ほかにも侍戦士・宇田川優希や主砲の杉本裕太郎など、主力選手の離脱が続いている。

　20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「竹安は少々つらいものがあったと思う。今の選手は特に調整に重きを置いていますから、しんどかったと思う」と急遽の先発登板で緊急降板となってしまった竹安に労いのコメント。

　離脱者が続出しているチーム状況についても、解説者の谷繁元信氏は「長いシーズンですから、選手が揃わない時にどれだけ我慢できるか」としつつ、「オリックスは今年、開幕から一度も全員が揃っていないですよね。なので今はまだ踏ん張りどころですね」と語った。


　主力選手の離脱は相次いでいるものの、20日終了時点の成績は首位と2.5ゲーム差で、2位とはゲーム差なしの3位はよく粘っているとも言える。

　直近は苦戦が続いているが、まずは7試合ぶりの勝利を挙げて流れを変えたいところ。21日の試合で、元気な選手たちの奮起に期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』