ベネクスは9月13日、日本リカバリー協会と共同で実施した「ココロの体力測定 2023」の結果を発表。調査は4月18日~5月23日、20~79歳の男女各5万人を対象にインターネットで行われ、今回は、「寝るのが得意な人、不得意な人」について分析した。

  • 寝るのが得意かどうか

    寝るのが得意かどうか

調査によると、「寝るのが得意」な人は29.6%、「寝るのが不得意」な人は30.1%。「寝るのが得意」な人の割合を男女別にみると、男性は28.5%、女性は30.8%と、女性の方が多い結果に。また、年代別で比較すると、「20代」(34.5%)、「30代」(31.9%)、「40代」(30.6%)と、若い人ほど寝るのが得意な人が多いよう。

また、寝るのが得意かどうかについて2022年と比較したところ、全体ではマイナス1.3%と減少傾向となった。

  • 寝るのが得意な人が多い都道府県ランキング

    寝るのが得意な人が多い都道府県ランキング

疲労度合い別に比較すると、「寝るのが得意な人」は元気な人では39.8%、高頻度で疲れている人では22.7%。一方、「寝るのが不得意な人」は、元気な人で19.7%、高頻度で疲れている人で37.2%という結果に。元気な人ほど寝るのが得意、疲れている人ほど寝るのが不得意であることが分かった。

“寝るのが得意”な人の割合を都道府県ランキングにしたところ、1位「徳島県」(34.4%)、2位「福島県」(33.8%)、3位「山形県」(33.4%)、4位「石川県」(33.3%)、5位「群馬県」(32.4%)という結果に。“寝るのが得意”な人が少なかった都道府県は、「島根県」(24.0%)、「高知県」(25.0%)、「佐賀県」(25.9%)だった。

  • 身体の悩み

    身体の悩み

次に、睡眠と身体の悩みの関係について調べたところ、“寝るのが不得意”な人全体では、「よく眠れない」(42.8%)、「身体のリズム(自律神経など)が乱れている」(25.5%9、「身体の巡り(血流、リンパなど)が悪い」(20.3%)という症状が多い結果に。また、“寝るのが不得意”な人はすべての項目で“寝るのが得意”な人を上回っており、なかでも、自律神経にかかわる項目が上位に目立つ結果に。自律神経を整えることが、良い眠りに繋がっているよう。

また、運動習慣にも着目すると、“寝るのが得意”な人は、「ウォーキングを習慣にしている」(29.3%)、「コンディション(歩数、睡眠など)管理システム(アプリ、ウォッチ)の使用」(25.1%)、「筋トレを習慣にしている」(18.3%)という結果に。また、すべての項目において“寝るのが不得意”な人を上回っており、寝るのが得意な人は運動習慣があったり、アプリやウォッチなどのコンディション管理システムを活用していたり、自身の身体の管理に積極的に向き合う人が多く、そういった行動が良い眠りに繋がっていると推測される結果となった。