JR九州は、特急料金等の見直しについて発表した。2023年10月1日からD&S列車の指定席特急料金と、通勤用の在来線エクセルパスの特急料金相当額を変更。2024年4月1日から博多~佐賀間の特急列車内で発売する自由席特急料金を引き上げる。

  • JR九州のD&S列車「ふたつ星 4047」(2022年9月の試乗会にて撮影)

同社が運行するD&S列車のうち、「ゆふいんの森」「あそぼーい!」「ふたつ星 4047」「かわせみ やませみ」「A列車で行こう」「指宿のたまて箱」「海幸山幸」「いさぶろう・しんぺい」の8列車について、10月1日乗車分から指定席特急料金を500円増しとする。25kmまでの区間は現行の1,030円から1,530円に。その他の区間も一律500円値上げとなる。「或る列車」と「36ぷらす3」の指定席特急料金は改定しない。

これにともない、割引きっぷ「九州ネットきっぷ」「eきっぷ」についても、D&S列車利用時の普通車指定席用の特急料金を500円増しとする。

「eきっぷ」の山陽新幹線・九州新幹線の各区間完結および跨り区間については、普通車指定席用とグリーン車用を値上げし、普通車自由席用は据え置く。あわせて通常期・繁忙期などシーズン別料金を適用する。

通勤用在来線エクセルパスの特急料金相当額も引上げとなり、一例として25kmまでの区間は(小倉~行橋など)は現行の9,610円(1カ月)から1万570円に値上げされる。

  • 2024年4月から博多~佐賀間を特急列車内で発売する自由席特急料金が値上げに

2024年4月1日以降、博多~佐賀間を走る特急列車の車内で発売する自由席特急料金が改定され、現行より200円加算される。これに合わせ、同区間の特急列車停車駅すべてにホーム券売機を設置し、乗車前に購入できる販売体制を整備するとのこと。QRコード決済事業者と連携して導入している「PayPayで買える特急券」を博多~佐賀間にも拡大するとしている。