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ラツィオにゲンドゥージがレンタル移籍加入! 条件付き買い取り義務も付随、鎌田大地と“共闘”へ

2023.09.01

イタリアの地に降り立ったゲンドゥージ [写真]=SS Lazio via Getty Images

 ラツィオは8月31日、マルセイユからフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージがレンタル移籍加入することを発表した。

 フランス代表の将来を背負う中盤が、自身初のセリエAに新天地を求めることとなった。ラツィオの発表によると、レンタル移籍期間は2024年6月30日まで。契約には特定の条件を満たした場合に完全移籍へ移行する買い取り義務も付随していることを明かしている。なお、『スカイ・イタリア』によると、レンタル料は100万ユーロ(約1億6000万円)ほどの見込み。完全移籍に移行した場合、移籍金1200万ユーロ(約19億円)にボーナス500万ユーロ(約8億円)という条件での買い取りとなるようだ。将来的にゲンドゥージがラツィオから売却された場合、移籍金総額の10%がマルセイユに渡るという条件も契約に盛り込まれているという。

 ゲンドゥージは1999年4月14日生まれの現在24歳。パリ・サンジェルマン(PSG)のアカデミー出身ながら、ユース年代でロリアンに移籍し、同クラブでトップチームデビューを飾った。2018年夏にはアーセナルへ電撃移籍。当時のウナイ・エメリ監督(現:アストン・ヴィラ)の信頼を掴み、2018-19シーズンのプレミアリーグ開幕戦のマンチェスター・シティ戦でスタメンに抜擢されると、このシーズンは1年間を通して公式戦48試合のピッチに立った。良い意味でのサプライズとなり、その後もアーセナルで主力の1人として活躍していたものの、2019年12月にミケル・アルテタ監督が就任すると状況が一変。2019-20シーズンのプレミアリーグ第30節ブライトン戦で相手選手を挑発したことが決定打となり、アルテタ監督の構想外となった。

 結局アーセナルでの“復調”は叶わず、2020-21シーズンはヘルタ・ベルリンへ、翌シーズンはマルセイユへレンタル移籍に出た。マルセイユでは中心選手として公式戦56試合出場ゴール14アシストを記録。2021-22シーズンのリーグ・アン2位フィニッシュの原動力となると、シーズン終了後に完全移籍へ切り替わった。昨季もマルセイユでの存在感は変わらず、公式戦43試合のピッチに立って5ゴール5アシストをマーク。今シーズンに入ってからも、途中出場ながら4試合のピッチに立っている。

 また、アーセナル時代の2019年9月にはフランス代表に初招集。およそ2年の時を経て2021年11月に公式戦デビューを飾ると、その後は“レ・ブルー”(フランス代表の愛称)に定着し、FIFAワールドカップカタール2022でもメンバー入りを果たした。これまでにフランス代表通算7試合出場1ゴールを記録している。

 既にセリエAの2023-24シーズンは開幕しており、ラツィオはここまで2連敗と苦しいスタートを切った。今夏のマーケットではフリートランスファーで日本代表MF鎌田大地を迎え入れたほか、昨季レンタル先のジローナで活躍したアルゼンチン人FWバレンティン・カステジャーノスをニューヨーク・シティから完全移籍で獲得。複数名の若手選手も獲得しており、ゲンドゥージは今夏チームに加わる8人目の新戦力としてラツィオの一員となった。新加入選手の鎌田や“大黒柱”の元スペイン代表MFルイス・アルベルトらとの激しい定位置争いに身を置き、ラツィオを躍進へ導く活躍が期待される。

By サッカーキング編集部

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