「1日目って何を?そして、その確認、必要?」

韓ドラに出てくる男性って、恋愛にまっすぐで、優しくてマメな人が多くありませんか?好きになった瞬間から何でもしてあげたいっていう姿勢が素敵。“してほしい”じゃなくて“してあげたい”なんですよ!

付き合ってもいないのに家まで送ってくれたりしてね。しかもバスに乗って、家の前までとかよ?ちょっと怖い(本音)。でも、ただ送ってくれるだけですんなり帰るんですよね。自分の家は遠いんだろうに、帰りが大変そうなのに……と、いろいろ思いつつも、『スタートアップ』のナム・ジュヒョクみたいに子犬のようなかわいさで送ってもらえるとほっこり安心感がハンパないですよね。そりゃ好きになるよっていう。

  • イラスト/みつほし

連絡もマメです。1日に何回も連絡を取り合うし、電話にもすぐ出てくれる。仕事中でも、せっぱ詰まった話をしているときでも、電話が鳴るとすぐにチェック。そもそも韓国の人たちは、仕事中でも私用の電話に躊躇がありません。一昔前の韓国ドラマでは、オフィスで思いっきり電話が鳴り響くシーンをよく見たものです。当時からマナーモードはあったのに、なぜ鳴らすのか。そして出たくない電話だと電源切るだけでは飽き足らず、バッテリーを外しちゃったりしてね。最近のケータイではできない技。ちょっと懐かしい。

そしてついに告白っていうところでの「今日から1日目にする?」ですよ。何をって、交際をです。「今日から付き合い始める?」っていう意味の定番セリフです。定番すぎて韓国人の共通認識になっているので、『ボーイフレンド』ではパク・ボゴムが「今日から1日目(※字幕では記念日)です」とソン・ヘギョを見つめてドキッとさせたあとに「僕と……イモ餅の」のおどける技でさらにキュンとさせていました。『太陽の末裔』では、ソン・ジュンギとソン・ヘギョがいい感じだと知った周囲の人たちが「で、交際1日目?」「明日からよ」「今日から数えなきゃ」とからかったりもします。え、待って、ソン・ヘギョ。どれだけこのセリフ言われてるの、うらやましすぎる。

って、そっちじゃなくて、なぜ数えようとするのか。それは、韓国カップルは付き合い始めて100日目を記念して祝わねばならないからです。100日以外も細かくいろ〜いろと記念日を祝うようですが、とにかく100日目が大事。だから数えなければならない。いや、ラブラブな本人たち視点でいうと、その日を楽しみに日々を過ごし、当日は盛大にロマンチックな日を過ごしたいわけです。だから、数え間違えないように、数えてくれるアプリもある。それぐらい重要。だからこの言葉も共通認識となって、ドラマでも何度も登場することになるんですね。

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