映画『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』の大ヒット御礼舞台挨拶が2024年1月6日に東京・丸の内TOEIにて行なわれ、『仮面ライダーガッチャード』『仮面ライダーギーツ』のメインキャストが再結集。かけつけた大勢のファンに最高の笑顔を向け、それぞれが映画にまつわる楽しいトークを繰り広げた。

  • 上段左から、青島心、杢代和人、安倍乙、富園力也、熊木陸斗、下段左から、星乃夢奈、佐藤瑠雅、簡秀吉、本島純政、松本麗世、藤林泰也

■『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』新年あけまして大ヒット御礼舞台挨拶

『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』は、現在絶賛放送中の『仮面ライダーガッチャード』と、昨年に放送終了した『仮面ライダーギーツ』のキャラクターが、互いに協力しあって人工生命体「ケミー」を捕獲するという筋書き。2023年12月22日より全国劇場にて公開中である。

まずステージに現れたのは『仮面ライダーガッチャード』チームの6人。仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎役・本島純政、仮面ライダーマジェード/九堂りんね役・松本麗世、ヴァルバラド/黒鋼スパナ役・藤林泰也、銀杏蓮華役・安倍乙、鶴原錆丸役・富園力也、ミナト役・熊木陸斗。

続いて『仮面ライダーギーツ』チーム5人が登場。仮面ライダーギーツ/浮世英寿役・簡秀吉、仮面ライダータイクーン/桜井景和役・佐藤瑠雅、仮面ライダーナーゴ/鞍馬祢音役・星乃夢奈、仮面ライダーバッファ/吾妻道長役・杢代和人、ツムリ役・青島心。

■映画を観た周囲の反応は?

最初のトークテーマは「公開から2週間がすぎ、周囲からどんな反響があったか」について。

本島は「面白かったとか、感動して涙を流しましたとか、いろんな感想をいただいて、あたたかな気持ちになりました。そんな言葉を自分の糧にして、これからもっといい作品を届けられるよう頑張りたい」と、映画のよい反響が自分のモチベーションにつながると語って明るくほほえんだ。

本作では、『ギーツ』のライダーたち(タイクーン、ナーゴ、バッファ)がケミーの姿になってしまうというのが大きな見どころになった。公開初日舞台挨拶で1人だけ「バッファケミー」として参加した杢代だが、今回ひさびさに生身の「吾妻道長」としてステージに立つことが叶い、ファンの声援を受けて笑顔を見せた。トークイベントやインタビューなどで天然なボケを連発する者の多い『ギーツ』チームの中で、鋭いツッコミを入れて場を盛り上げていた杢代。今回でも、「別に俺ら、待ってなかったよね」と簡にささやく佐藤に対して「反抗期か!」と冴えたツッコミワードを放り投げ、客席を大いに沸かせた。

簡は『ガッチャード』と『ギーツ』キャストの共演について「久しぶりにギーツキャストと再会した上、ガッチャードキャストとの共演を果たし、幸せでした!」と語り、異なる作品のキャストがひとつにまとまって、楽しい映画を作り上げたことを心から喜んだ。

映画では、バッファケミーとなった道長は黒鋼スパナとコンビを組んで、レベルナンバー10のケミーを捕獲するべく奮闘した。初日舞台挨拶のバッファケミーについて杢代は「ぜんぜんウケていませんでしたね。もっと行けただろう!」と簡や佐藤がもっとバッファケミーをイジってほしかったという思いをもらした後「あのとき、僕がステージにいなかったにも関わらず、SNSのコメントが盛り上がって、不在なのに僕の株が上がりました(笑)」と、トークを巧みに盛り上げる杢代の不在を惜しむファンの声が集まって、逆に杢代の存在感が高まる現象が起こったことを明かした。そして杢代は、藤林のバッファケミーに対する扱いの雑さについてダメ出しし「ツノを掴むとか、すごい持ち方してたよね? あれダメですよ。抱っこするみたいに優しく持たないと!」と文句をつけて、周囲の笑いを誘った。

■2024年にやってみたいガッチャ大作戦!

続いて、新しい年を迎え、キャスト陣に今年どんなことを成し遂げたいかを尋ねるコーナーに突入。

青島は「この映画をいっそうヒットさせられるよう、ファンのみなさんと一緒に盛り上げていきたい」と、SNSによるクチコミ、拡散に期待しながら語った。杢代は「これからもっとトーク力を上達させ、キレのいいツッコミができるようになりたい。そして、このお兄さんたち(簡と佐藤)に切りこんでいきたい」と、本業が俳優とアイドルだとは思えない「トーク」と「笑い」に対するどん欲な探求心をあらわにした。

星乃は「もっちゃん(杢代)は同い年なんですけど、いつも150点の受け答えをして、トークの切れ味もすごい。大人っぽくて悔しいんです。私ももっと大人になりたいって思います」と、同じ20歳でありながら何事にも大人のふるまいができる杢代に近づけるよう、自分も成長していきたいと抱負を語った。

佐藤は「年末から風邪をひいて、いま大きな声が出ないんです。この1年は、みなさん風邪をひかないように! 元気にすごしてくださいね」と、1年間体調に注意して健康な生活を心がけたいという思いを打ち明けた。すると客席から「りゅうがー!!」というファンからの心あたたまる声援が飛び「これは、声が出ちゃうよね。ありがとう!」と元気よく応えた。

簡は「『ギーツ』に出演したことで、それまで以上に僕を応援してくださる方が増えました。そんな方々にまた違った景色をお見せできるよう、探求心を持ってこれからの仕事を頑張りたい」と、新しい年への希望に満ちた言葉を残した。熊木は、しばし考えたのち「最近引っ越しまして。ダイニングテーブルを作りたいかなと思っています」と語って、DIYへの意欲を示した。

富園は「昔から『無人島で暮らしてみたい』という夢を持っています。今年こそ無人島へ行き、家を建てて生活し、獲物をガッチャ! したいです」と、意外なサバイバル生活への憧れを見せた。

安倍は「錬金アカデミーの生徒の中で、私だけ唯一変身していませんので、今年はぜひ変身したいです! プロデューサーの方、よろしくお願いします」と、相棒の錆丸までもが悪のライダー「ドレッド」に変身したいま、自分も何らかの形でライダーになりたいという願いを強く表した。

藤林は「個人的な悩みですが、スパナの衣装はカッコいいものの、チャックのついている部分がとても多いので困っています。撮影にあたって急いで着替えると、いつもどこかのチャックが開いたままになっている。特に『社会』の部分が開きがちで(笑)。今年はこういう部分に気をつけて、1年間カッコいいスパナのまま、走り抜けたいと思います」と、衣装のファスナーをしめ忘れてしまわないよう、今まで以上に注意したいという抱負を語った。

松本は「今回の映画でせっかく仮面ライダーマジェードになれたので、これからテレビでもカッコいいヒーローとしていろんなケミーをガッチャしたい」と話して、ガッチャードと同じくらい強くてカッコいいマジェードの活躍に、大きな期待を寄せた。

本島は「気が付けば、テレビシリーズの撮影があと半年くらいで終わってしまいます。これからも『仮面ライダーガッチャード』の面白さを多くの人々にもっとお伝えするため頑張っていきます。それが僕にとっての『今年のガッチャ』です!」と、大きな目をキラキラ輝かせながら抱負を述べた。

■混成チームの魅力を伝えるPR対決!

映画では、『ギーツ』と『ガッチャード』のキャラクターが「混成チーム」を作り、それぞれが新しい魅力を引き出しながら活躍した。これにちなんで次のコーナーでは、各チームが持ち時間20秒を使って、自分たちの魅力をPRすることになった。審査員を務めるのは、熊木と青島である。

チーム1の安倍、富園、星乃は、「癒しと明るさと可愛さを届ける、あざとさMAXホワホワチームです!」と、なんとも可愛いポーズをつけながらアピール。チーム2の藤林と杢代は、まるで若手漫才コンビのように軽快なトーク競演を披露しつつ、相手をサゲて自分をアゲようとする「舌戦」を繰り広げて客席をどよめかせた。

チーム3の本島と佐藤は、劇中でケミーから攻撃を受けたときのリアクションを再現しようとしたが、佐藤は「今日は声が出ないんだよ~!!」と叫び声の再現が難しいことを打ち明けた。持ち時間の最後は、2人仲良く肩を組んでポーズを決め、さわやかな笑顔を客席に向けた。

チーム4の簡と松本は、しばし見つめ合って息を合わせつつ「麗世ちゃんが仮面ライダーに変身しましたー! イエイ! そして、きつねうどんを食べましたー!」と仲良く声をそろえて映画の名シーンを熱烈アピールした。

それぞれのチームのPRをニコニコしながら見つめていた熊木と青島は、どれかを1位に決めることができず「個人的な思いはあるけれど、みんなすばらしかったです!」と言って全員を褒め称えた。

本島と簡が手にしているのは、『ガッチャード&ギーツ』映画の入場者特典「第2弾」として1月5日から配布が始まった「ライドケミートレカ 冬映画お年玉Ver.」である。本島と簡は「映画館でしか手に入らないカードです!」と説明し、ファンの方々にぜひ「ガッチャ」してほしい特典であることを強調した。

■サプライズ・バースデーケーキ登場! 本島純政は19歳に!!

ここで、1月5日に19歳の誕生日を迎えた本島を祝うべく、熊木が特製バースデーケーキを運んでくるサプライズ演出が行なわれた。「HAPPY BIRTHDAY」のメロディが流れる中、このケーキが自分の誕生日を祝うためのものだと気づいた本島は、驚きと感激で混乱しながらも「俺!? マジで!? ……ありがとうございます」と感謝のコメントを残した。

  • 中央にギーツケミーをあしらった、特製バースデーケーキ。

  • 「19歳も全力で突っ走ります!」とケーキの前で思いを新たにする本島。

改めてマイクを手にした本島は「誕生日をみんなでお祝いしてくれて、ありがとうございます。嬉しかったです。この映画は、何回観ても飽きない要素が詰まっていて、観れば観るほど、おすすめポイントを多くの人々と共有したくなる作品です。これから何度も、映画館でガッチャしてみてください!」と興奮気味に語り、映画を繰り返し楽しんでもらいたいという熱いメッセージを客席に投げかけた。

簡は「この映画は『ギーツ』の集大成。僕たち『ギーツ』メンバーが『ガッチャード』のみんなとどう絡んでいるか、楽しんでください」と映画の注目ポイントを挙げたのち「ところで、みなさんおせちは食べましたか?」といきなり話題をお正月っぽい方向にチェンジ。すかさず杢代が「食べたけど……これ、最後の挨拶だから」と簡にしっかり挨拶してほしいとうながした。改めて簡は「年が明けて早々、心の痛むニュースが続いていますが、映画を観ることで、少しでも元気になってほしいと思います!」と語り、仮面ライダーが現在たいへんな状況に置かれている方や、辛い気持ちになっている方の「心の支え」になってくれることを願う、しっかりしたコメントでイベントを締めくくった。

『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』は全国劇場で絶賛上映中。

「ガッチャード/ギーツ」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映