引退後のキャリアを満喫するベイル氏 [写真]＝Getty Images
現役時代にレアル・マドリードやトッテナムで活躍した元ウェールズ代表FWガレス・ベイル氏が、有名ゴルフゲーム『PGAツアー 2K23』に追加実装された。一方でプロゴルファー転向については否定した。15日、イギリス紙『エクスプレス』が報じた。
ベイル氏はトッテナムでアタッカーとしての才能が開花し、2013年夏に当時の史上最高額を更新する移籍金でレアル・マドリードに加入。“白い巨人”では5度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。また、ウェールズ代表としては歴代最多出場と最多ゴールを記録し、EURO2016のベスト4進出、64年ぶりとなるFIFAワールドカップカタール2022出場に母国を導いた。
今年1月に輝かしいプロサッカーキャリアに終止符を打つと、以前から趣味と公言していたゴルフに没頭している。卓越したアスリート能力は健在で、プロアマ大会でも確かな腕前を披露。先日ベイルとともにラウンドしたローリー・マキロイといったトップゴルファーからも賛辞を送られている。
そんなベイル氏が、本格ゴルフシミュレーションシリーズの最新作『PGAツアー 2K23』に参戦。キャラクターとして操作可能なだけでなく、同氏がデザインしたカスタムコース『The Elevens Club』も追加された。
EA SPORTSが手がける人気サッカーゲームシリーズでは、『FIFA 14』のカバーデザインをアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（現インテル・マイアミ）とともに飾ったこともあるベイル氏。ファンからは「FIFAとPGAの両方に登場した史上初の選手だ」、「2つのビデオゲームに参加する選手なんて見たことない」と、驚きの声が寄せられている。
セカンドキャリアも順調に歩んでいるベイル氏だが、プロゴルファーに転向する気はさらさらないようだ。「誤解してほしくないのだけど、（プロとアマには）大きな違いがある」と語り、自身の腕前はプロゴルファーに遠く及ばないと謙遜。ゴルフの道を極めたエリートたちを称えた。
「彼ら（プロ）は、ひたすらにコースを回ることだけを考えている。僕たちのような馬鹿げたミスはしないし、まずいショットを打ったとしても、まずいショットを正しい場所へ運ぶことができる。彼らの集中力は目を見ればわかるよ。彼らは一つ一つのショットに全力を注いでいる」
「例えば、アマチュアの僕なんかは、いいショットを2つ3つ打っただけで実力を勘違いしてしまう。そして、また崩れ落ちて、腕を磨き続けなければならない。彼らが練習に打ち込んでいるのを見るだけで、違う領域にいることがわかる。時間があれば、もっと練習して、もっとうまくなって、もっといいハンディキャップを取りたいと思うよ」
By サッカーキング編集部
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