パリ世代の日本代表でも中核を担う鈴木唯人 [写真]=金田慎平
シュトゥットガルトがブレンビー所属のU-23日本代表MF鈴木唯人に関心を寄せているようだ。7日、ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
現在22歳の鈴木は2020年に市立船橋高校から清水エスパルスへ入団すると、初年度から主力として活躍し、2023年1月にはリーグ・アンのストラスブールへレンタル移籍。その後、同年8月にはデンマーク・スーペルリーガで過去11度の優勝を誇る名門ブレンビーに4年契約で加入することが発表された。今シーズンはここまで公式戦28試合に出場し10ゴール9アシストをマーク。チームはレギュラーシーズンを2位で終え、上位プレーオフでも首位を走っている。
大岩剛監督率いるU-23日本代表でも活躍し、パリ・オリンピック世代の“エース”として注目を集めている鈴木。今回の報道によると、今夏の移籍市場でブンデスリーガへのステップアップを果たす可能性が浮上しているようだ。関心が報じられたのは、日本代表DF伊藤洋輝や同MF原口元気らが所属するシュトゥットガルト。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場が確定した同クラブは、今夏の移籍市場での戦力拡充を目論んでおり、前線のポジションを幅広くこなす鈴木の動向も注視しているという。
シュトゥットガルトは現地時間5日に行われた上位プレーオフ第6節のミッティラン戦にスカウトを派遣した模様。ブレンビーは2-3で惜敗したものの、フル出場した鈴木は好印象を与えたようだ。なお、同選手との現行契約を2027年6月末まで残しているブレンビーは、移籍金として1500万ユーロ(約25億円)から2000万ユーロ(約33億円)を要求する可能性が高いとのこと。シュトゥットガルトは完全移籍に加え、買い取りオプション付きレンタルでの獲得も検討しているという。
北欧の地で存在感を放っている鈴木。デンマークメディア『Bold.dk』が先日報じたところによれば、リヴァプールら欧州屈指のメガクラブも視察に訪れていたとのこと。果たして今夏のステップアップは実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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By サッカーキング編集部
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