名古屋鉄道は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、広見線でワンマン運転区間を拡大すると発表した。犬山~新可児間のワンマン運転開始にともない、犬山線などで見られた新可児駅発着の準急がなくなり、新鵜沼駅または犬山駅までの運転に変更される。

  • ダイヤ改正後、中部国際空港~新可児間の準急(犬山~新可児間は普通)は運転区間を変更

現在の広見線は犬山~新可児~御嵩間を結び、スイッチバック構造の新可児駅を境に異なる運転体系に。新可児~御嵩間は日中時間帯から夕夜間にかけて毎時2本(30分間隔)を設定し、ワンマン運転を実施している。

犬山~新可児間は日中時間帯から夕夜間にかけて毎時4本(15分間隔)を設定。同区間で折返し運転を行う列車と、中部国際空港駅から新可児駅へ直通する列車が交互に毎時2本ずつ運転され、いずれも広見線内は各駅に停車する。中部国際空港駅からの列車は犬山駅まで準急として運転。その他、平日朝に新可児発中部国際空港行の「ミュースカイ」が2本設定されている。

ダイヤ改正で広見線のワンマン運転区間を拡大。犬山~新可児間でも、「ミュースカイ」を除く全列車でワンマン運転が開始される。これにともない、平日朝の一部列車を除き、犬山~新可児間で折返し運転を行う体系に変更。現在、中部国際空港駅から新可児駅まで運転される準急(犬山~新可児間は普通)は運転区間を変更し、ダイヤ改正後は中部国際空港駅から新鵜沼駅(一部列車は犬山駅)までの運転とする。