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かつての本拠地で躍動も…日本代表の“10番”堂安律「理想とする選手像にはまだまだ程遠い」

2023.11.16

ミャンマー戦で1ゴール1アシストを記録した堂安律 [写真]=金田慎平

 FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選が16日に開幕し、日本代表はミャンマー代表に5-0で快勝した。

 序盤から攻勢を強めた日本代表は11分に上田綺世(フェイエノールト/オランダ)のヘディングで先制すると、28分には鎌田大地(ラツィオ/イタリア)がボックス手前から強烈なシュートを突き刺しリードを広げる。その後は上田が2点を追加しハットトリックを達成すると、86分には堂安律(フライブルク/ドイツ)がダメ押しゴールをマーク。日本代表は5-0で快勝し、2026年のFIFAワールドカップに向けて最高のスタートを切った。

 守田英正(スポルティング/ポルトガル)の浮き玉パスに反応して奪った自身のゴールに加え、前半アディショナルタイムには上田の2点目をアシストするなど日本代表の攻撃を牽引した堂安。「ゴールは狙っていましたし、取れなかったら不甲斐ないと思いながら試合を通してやっていたので嬉しかったです」と率直な感想を述べつつ、次のように課題点を強調した。

「まだまだチームとしても個人的にも改善できる点は多かったですし、こういう相手に対してはボックス内での精度が全てだと思いますが、自分自身も前半は質が低かったのでまだまだ上げていかなければと思います」

 この試合が行われたのは『パナソニックスタジアム吹田』。かつて所属したガンバ大阪の本拠地で躍動した堂安は「声援も他のスタジアムより多く感じるのは、自然とガンバサポーターが多く来ている証拠だと思っています。家族を含めて近くて来やすいのでゴールを見せることができたのは良かったですが、1点では物足りないと思っています」とコメントした。

 “第2次森保ジャパン”では「10番」を背負っている堂安。この日は日本代表の「10番」としての2ゴール目を奪ったものの「この番号のおかげで自分に厳しくできているし、だからこそ1点では物足りないと思っている1つの理由でもあります。自分が理想とする選手像にはまだまだ程遠いので、また厳しくやっていきたいと思います」と気を引き締めた。

 21日に行われる次戦では、中立地サウジアラビアでシリア代表と対戦する。堂安は「監督も毎回言っていますけど、当たり前のことを当たり前にやれば負けないし大量得点で勝てる相手だと思うので、それを続けるだけです」と意気込みを語った。

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By サッカーキング編集部

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