スタッフサービス・ホールディングスは9月12日、「働く人の休暇取得時の意識や実態に関する調査」 の結果を発表した。調査は7月7日〜9日、17歳~62歳までのビジネスパーソン920人(各世代の男女115人) を対象にインターネットで行われた。

  • 他者が休暇を取得する際の気持ち

    他者が休暇を取得する際の気持ち

「職場では休暇を取得しやすい雰囲気がありますか?」と尋ねたところ、「取得しやすい」計が70.2%、「取得しにくい」計が29.8%という結果に。

休暇取得時の気持ちを聞くと、「気が引けることはない」計が56.3%と過半数となったものの、43.7%が「気が引ける」と感じているよう。

一方、他者が休暇を取得する際の気持ちとしては、年代、立場にかかわらず、いずれの層が休んだ場合でも7割超の人が「不快に思わない」と回答。ただし、同年代や同じ立場の同僚、部下・後輩が休んだ場合に「不快に思う」人の割合は10.3%だったのに対し、上司・先輩が休んだ場合には13.2%と相対的に高い傾向となった。

  • 休暇取得の空気感のコロナによる変化

    休暇取得の空気感のコロナによる変化

次に、「新型コロナウイルス流行による働き方の変化によって、職場では休暇を取得しやすくなりましたか?」と質問したところ、33.5%が「取得しやすくなった(計)」と回答。特に、若年層ほど高い傾向に。

また、休暇取得時に、取引先等へ事前に連絡しているかを聞くと、54.6%が「連絡する(計)」と回答。「必ず連絡している」と回答した割合をみると、Z世代で21.7%と最も高く、バブル期世代も16.5%と高かったが、就職氷河期世代では10.0%にとどまった。

  • 休暇の取得割合と希望年間取得割合

    休暇の取得割合と希望年間取得割合

続いて、「1年間に年次有給休暇をどのくらい使用していますか?」と尋ねたところ、「100%:すべて取得している」(18.8%)が最も多く、特にバブル期世代では22.6%と高い割合に。一方、希望する取得割合については、「100%:すべて取得している」が37.0%を占め、現実(18.8%)と倍以上の差異があることがわかった。