三菱UFJ信託銀行は11月27日、「働きたいオフィス・働きたい街ランキング」の結果を発表した。調査は9月3日〜6日、一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に居住している約1万人を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。

働きたいオフィスの条件トップは「駅徒歩5分以内」

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一都三県に居住する社会人3,830名および学生362名を対象に、「働きたいオフィスの条件」について聞いたところ、社会人・学生ともに「駅徒歩5分以内」がトップに。次いで、社会人は「駅直結で雨に濡れない」(41.9%)、「ビルの清掃衛生・維持管理状態が良い」(36.8%)が続き、学生は「ビルの清掃衛生・維持管理状態が良い」(37.6%)、「ビル内に社員専用の食堂がある」(29.6%)と続いた。

また、働きたいオフィスに関して「求める設備」「テレワークでの働き方」「企業選びの重視点」についても質問を行い、「働きたいオフィスの条件」とともに、結果を性年代別にみてみたところ、女性の最多回答は、条件は「駅距離重視」、設備は「食に関する施設の充実」、テレワークについては「テレワークの理想と現実のギャップ解消」、企業選びで重視するのは「給与」に次いで「休暇の取りやすさ」が2位に。女性は、出産・育児のための時間捻出によるワークライフバランスを重視する傾向にあるよう。

一方、シニア世代の場合は、条件は「駅距離重視」、設備は「食に関する施設の充実」や「仕事がしやすい机・椅子」を求める人が多く、企業選びでは、「給与」に次いで「仕事のやりがい」が2位に。

また、学生の場合は、条件は「オフィスの立地・駅距離重視」、設備は「集中ブース・カフェスペースの充実」、テレワークについては、特に女性で「テレワークは実施できること」を望む人が目立ち、企業選びの際には、「給与」に次いで「人間関係」を重視する傾向が読み取れた。

働きたい街「働く場所は気にしない」がトップ

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次に、一都三県に居住する社会人6,555名および学生417名を対象に、「働きたい街」について聞いたところ、社会人・学生ともに「働く場所は気にしない」がトップに。テレワークの普及など働く場所が多様化されたと推察される結果に。

次いで、社会人・学生ともに、2位「丸の内・大手町」、3位「新宿」、4位「横浜」、5位「日本橋」という結果に。また、社会人の6位にランクインした「銀座」は、学生では10位に。反対に、学生の6位となった「渋谷」は、社会人では11だった。