ナビットは3月7日、「引越しについて」の調査結果を発表した。調査は2月、全国の主婦を中心としたモニター会員1,000人を対象にインターネットで行われた。

  • 引越しにかかった費用

    引越しにかかった費用

引越しした回数を教えてもらったところ、「6~10回」(23.0%)が最も多く、次いで「3回」(15.8%)、「2回」(15.4%)。引越しにかかった費用は、「わからない」を除くと、「5万円以上10万円未満」(16.6%)、「10万円以上15万円未満」(13.8%)、「5万円未満」(10.4%)が上位に。

引越し業者を選んだ理由については、「料金の安さ」(25.1%)が最も多く、次いで「希望日に引越しが可能」(16.3%)、「段ボールを無料でくれた」(11.1%)と続き、「引越しはしたことがあるが、引越し業者を利用したことがない」(11.7%)という人も1割程度いることがわかった。

  • 引越しをした理由

    引越しをした理由

続いて、引越しをした理由を尋ねたところ、「結婚のため」(21.0%)、「もっと条件の良い物件に住むため」(10.8%)、「社会人になり一人暮らしを始めるため」(10.5%)が上位に。やはり、結婚や就学など、ライフスタイルが変わるタイミングで引越しされている人が多いよう。

また、引越しの際に注意したことをフリー回答で聞いたところ、「複数の見積もりを取る」「周りの環境」「荷物を減らす」といった回答が多い結果に。さらに、引っ越しトラブルについて聞いたところ、残念ながらトラブルに巻き込まれてしまうケースも少なくないようで、国民生活センターに寄せられた相談件数は2022年で1,332件。相談内容の一部を引用して紹介する。

(国民健康センターホームページより)

・「引越しの搬入の際、家電や家具についた泥で室内が汚れ、家電自体にも泥が入り込んでいた。清掃や清掃費を求めたが応じてくれない」

・「引越業者を呼んで見積りを取ったが、後から届いた明細書の金額が見積時より3万円高くなっていた。見落としていた部分を上乗せしたと言われたが納得できない」

このような結果を受けて同社は、「引越し業者が補償してくれるケースもあるようですが、今回ご紹介したもののように補償に応じてくれないケースもあるようなので、引越し業者を選ぶ際は、そういった補償についても事前に確認しておくと安心かもしれませんね」とコメントしている。