移籍が決定したミトロヴィッチ [写真]=Getty Images
フルアムに所属するセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチが、アル・ヒラルに完全移籍することが決定した。19日、両クラブが発表している。
発表によると、アル・ヒラルはミトロヴィッチと2026年6月30日までとなる3年契約を締結し、背番号は「9」に決定。なお、移籍金については発表されていないが、フルアム側はクラブ史上最高額の移籍金になることを明らかにしており、イギリスメディア『スカイスポーツ』では4600万ポンド(約85億円)以上の契約で両クラブは合意したことが伝えられている。
現在28歳のミトロヴィッチは母国クラブのパルチザンの下部組織出身で2013年8月にアンデルレヒトに完全移籍。その後ニューカッスルでのプレーを経て、2018年1月にフルアムにレンタル移籍で加入し、同年7月に完全移籍となった。フルアムでは公式戦通算206試合出場で111ゴール22アシストを記録。2021-22シーズンにはチャンピオンシップ(2部)43ゴールを挙げてプレミアリーグ昇格に貢献。昨シーズンは24試合出場で14ゴールを記録していた。
今夏もフルアムの主力として活躍することが期待されていたが、サウジアラビアからの関心が寄せられると、ミトロヴィッチは移籍を希望。しかし、最初のオファーが2550万ポンド(約47億円)だったこともあり、フルアムは同選手が売りに出されていないことを強調していた。それでも、ミトロヴィッチが何度もクラブに移籍を容認することを求めたことから、最終的にフルアムは最初のオファーから倍近くのオファーが届いたことで、売却を受け入れることとなった。
なお、アル・ヒラルは今夏の移籍市場で大型補強を敢行しており、ウルヴァーハンプトンからポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、チェルシーからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、ラツィオからセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、ゼニトからブラジル代表FWマルコム、セビージャからモロッコ代表GKボノ(ヤシヌ・ブヌ)、そして先日にはパリ・サンジェルマン(PSG)からブラジル代表FWネイマールも迎え入れており、ミトロヴィッチは今夏に欧州から加入する7人目の新戦力となった。
By サッカーキング編集部
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