16歳ながらバルサの主軸として活躍するヤマル [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)がバルセロナ所属のスペイン代表FWラミン・ヤマルに関心を寄せているようだ。23日、フランス紙『ル・パリジャン』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。
2007年7月13日生まれで現在16歳のヤマルは6歳でバルセロナの下部組織に入団。“ラ・マシア”きっての逸材として注目を集めると、昨年4月にクラブ史上最年少となる15歳290日でトップチームデビューを果たした。今シーズンは右ウイング(WG)を主戦場に活躍しており、ここまで公式戦44試合の出場で6ゴール8アシストをマーク。昨年9月に最年少デビューを飾ったスペイン代表でも、既に国際Aマッチ通算6試合の出場を誇る。
そんなヤマルは、昨年10月にバルセロナとの契約期間を2026年6月末まで延長。契約解除金が10億ユーロ(約1656億円)に設定されたほか、同選手が成人年齢に達する2025年7月に契約期間が2030年6月末まで延長となる特別条項が付随しているとも報じられている。
今回の報道によると、PSGがヤマルの動向を注視しており、獲得の可能性を探っているとのこと。同クラブを巡っては、直近5シーズン連続でリーグ・アン得点王に輝いているフランス代表FWキリアン・エンバペとの現行契約が6月末で満了に。今シーズン限りでの退団が濃厚視されていることから、“代役”となる一線級のアタッカーの獲得に向けた動きを強めている。
これまでナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやリヴァプール所属のコロンビア代表FWルイス・ディアスらが獲得候補として浮上していたが、ルイス・エンリケ監督やルイス・カンポスSD(スポーツディレクター)は、バルセロナで眩い輝きを放つ“神童”にも具体的な関心を寄せているという。なお、先日にはバルセロナがPSGからの2億ユーロ(約331億円)のオファーを拒否したことが報じられている。
バルセロナとしてはクラブの未来を担う“神童”を何としてもスカッドに留めておきたいところだろうが、果たしてPSGはどのような動きを見せるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。
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By サッカーキング編集部
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