JTBパブリッシングは20日、「JTB時刻表3月号 デジタル特典付き特別版」を2月24日に発売する。3月16日に行われるダイヤ改正のJR全列車の時刻を掲載する「JTB時刻表3月号」に、付録として「時刻表でたどる北陸本線の歴史」のデジタルブックを付けた。

  • デジタル特典の内容

デジタルブックは北陸本線に関わる過去の時刻表の本文ページを復刻し、「JTB時刻表」元編集長の木村嘉男氏が北陸本線のダイヤの特徴やこれまでの歴史などを解説するページを付けた内容。「昭和36年10月号」「昭和47年12月号」「昭和50年3月号」と、北陸新幹線が金沢駅まで延伸した2015年3月号の時刻表4冊のうち、北陸本線とその関連箇所を抜粋して復刻し、解説を付けた。

「昭和36年10月号」は、国鉄史に残る白紙ダイヤ改正「さん・ろく・とお」が実施され、北陸本線に初めて特急列車「白鳥」が走った頃のダイヤ改正号。「昭和47年12月号」では、特急列車から長距離鈍行列車、年末年始の臨時列車まで掲載されている。「昭和50年3月号」は、湖西線の開業により特急「雷鳥」のスピードアップと増発が実現し、特急列車中心のダイヤが加速した時期。「2015年3月号」は、北陸新幹線が金沢駅まで延伸開業したときのダイヤ改正号となる。各号の時刻ページ冒頭に、北陸本線の変化や軌跡を木村嘉男氏が書き起こした解説ページが付く。

  • デジタル復刻した過去の時刻表各号の表紙

  • 本誌巻頭カラーページ内容

  • 「JTB時刻表3月号」表紙

本誌の巻頭カラーページでは、いよいよ開業する北陸新幹線金沢~敦賀間の情報をはじめ、新幹線など目的地へのアクセスや利便性の向上など、JR各社のダイヤ改正が日常生活にもたらす変化などを特集。新型車両の情報、新年度から知っておきたい全国の改正情報も盛り込んだ。