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南野拓実、“ドイツ王者”バイエルン相手に先制弾&PK奪取と躍動!…モナコは4発逆転負け

2023.08.08

バイエルンとの親善試合で存在感を放った南野拓実 [写真]=Getty Images

 バイエルンモナコは現地時間7日、ミュンヘンの『アルペンバウアー・シュポルトパーク』で親善試合を行った。

 新シーズンの開幕が目前に迫るなか、調整を続けている両チームがミュンヘンの地で激突。バイエルンはレオン・ゴレツカと新加入のコンラッド・ライマーがボランチでコンビを組み、キングスレイ・コマン、ジャマル・ムシアラ、セルジュ・ニャブリら主力選手が前線を形成した。一方のモナコは、日本代表FW南野拓実が3トップの一角で先発出場。そのほか、ユスフ・フォファナやウィサム・ベン・イェデルらがスタメンに名を連ねた。

 序盤に主導権を握ったのはバイエルン。左サイドのニャブリを起点に幾度となくゴール前に迫り、際どいシュートを放っていく。押し込まれる形となったモナコだが、20分過ぎにかけてはベン・イェデルやフォファナにチャンスが到来。すると29分、ベン・イェデルの落としを受けた南野がカットインしながらペナルティスポット付近まで侵入。最後は左足でゴール左下隅に流し込み、モナコが先手を取った。

 バイエルンもすぐさま反撃に出る。31分、最前線でボールを奪うと、ライマーがムシアラとの細かいパス交換でボックス内右へ侵入。そのまま右足でニアサイドを破り、あっという間に試合を振り出しに戻した。42分には左サイドを駆け上がったアルフォンソ・デイヴィスが中央へ折り返すと、ボックス内左でこれを受けたムシアラが巧みなドリブルで対峙したDFを翻弄。最後は左足でGKのニアサイドを抜きゴールネットを揺らした。

 さらに前半アディショナルタイムには相手選手のハンドで得たPKをニャブリが冷静に沈め、リードを2点に広げた。前半はこのまま3-1で終了する。

 後半は両チームがチャンスを作り合う展開に。50分、カウンターを発動したバイエルンは、ボックス手前中央でボールを受けたマティス・テルが右足を振り抜くも、ディフレクトしたボールは惜しくも左ポストを直撃。対するモナコは56分、南野が見事な反転から左足でゴールを狙うも、GKスヴェン・ウルライヒの好セーブに阻まれ、惜しくも2点目とはならなかった。

 62分には再び南野が見せ場を作る。ゴール前のこぼれ球に素早く反応すると、遅れて守備に戻ったヌサイル・マズラウィに倒されPKを獲得。これをベン・イェデルが冷静に沈め、モナコが1点差に詰め寄った。点差を縮められたバイエルンは68分、カウンターの流れでボールを受けたコマンが左サイドを持ち上がり、ボックス内右のレロイ・サネに展開。サネがワントラップから左足を振ると、グラウンダーのシュートがゴール左下隅に突き刺さった。

 その後もバイエルンはチャンスを作るも、フィニッシュの精度を欠き5点目を奪うことはできず。それでも2点差を維持したまま試合を締めくくり、4-2の勝利を飾った。バイエルンは現地時間12日に行われるDFLスーパーカップでライプツィヒと対戦。一方のモナコは、現地時間13日のリーグ・アン第1節でクレルモンとのアウェイ戦に臨む。

【スコア】
バイエルン 4-2 モナコ

【得点者】
0-1 29分 南野拓実モナコ
1-1 31分 コンラッド・ライマー(バイエルン
2-1 42分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン
3-1 45+2分 セルジュ・ニャブリ(PK/バイエルン
3-2 64分 ウィサム・ベン・イェデル(PK/モナコ
4-2 68分 レロイ・サネ(バイエルン) 

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By サッカーキング編集部

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