9回一打サヨナラの場面で…

　ロッテは今季最長となる5時間7分の延長戦を引き分け連敗を「4」でストップした。

　2点を追う7回、5番・山口航輝の3号3ランで一時逆転に成功するも、8回に同点を許して試合は延長戦に突入。好機であと1本が出ず、今季最長となる5時間7分の死闘は今季3度目の引き分けに終わった。

　5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ロッテの三塁手・安田尚憲が見せた好守に注目。

　9回裏、二死一・二塁の場面で島田海吏の強烈な打球を軽快にさばいプレーについて、解説の大矢明彦氏は「土のグランドで（バウンドが）上がってくる打球だったので、これは本当に難しいんですよ。打球も早かったので抜かれていたらサヨナラ負けでしたからね」と好守を称賛。

　同じく解説を務めた笘篠賢治氏も「左バッターの逆方向の早い打球はサードが反応しなければいけないポジションなんですが難しいんですよ。（安田は）目線も下げながらグローブは下から上にしっかり使って（捕球して）いました」と一連のプレーを振り返り、「外野が前進守備だったとはいえ、あのコースを抜かれたボールはレフト線上に切れていくので、（阪神の三塁コーチは）回していたと思いますよ。ですので、これはサヨナラを阻止したビッグプレーですよ」と守備でチームを救ったファインプレーであることを強調した。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』