大東建託は2月22日、「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2022<首都圏版>」の結果を発表した。同ランキングは2019年~2022年、首都圏117沿線(一部路線を除く)居住の20歳以上の男女16万8,903名を対象に、インターネットで実施した。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022<首都圏版>TOP30

同ランキングは、首都圏の居住者を対象に、2019~2022年の4年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)をランキング対象として集計している。なお、偏差値50未満の沿線はランキングに表示していないとのこと。

同ランキング1位は、2年連続で「東急東横線(代官山~多摩川)」(偏差値74.5、25㎡家賃相場10.4万円)だった。居住者からは、「駅周辺はお店が充実。観光地的な要素のお店だけでなく、生活に必要なお店も混在している点が良い」「個人経営の飲食店が多くグルメな街。住民にクリエーターが多くおしゃれな印象がある」「都心へのアクセスの良さに対して落ち着いた町並み」などの声が寄せられている。

2位は、「東急目黒線(不動前~多摩川)」 (偏差値73.9、25㎡家賃相場9.7万円)だった。「治安が良い。人の親切さがとても感じられる」「大きな商店街があり、ディスカウントのお店など安く商品が買えるところがあり、おしゃれなカフェがある」「交通の便がよく、自由が丘や渋谷へのアクセスがしやすく買い物にもそこまで不便はないのに、閑静な住宅街」といったコメントがあがった。

3位は「東急大井町線(大井町~二子玉川)」(偏差値71.2、25㎡家賃相場9.3万円)となった。居住者からは、「駅から近いのと安いスーパーがすぐそばなので買い物に便利。人通りも多いので夜遅い時間でも安心して歩ける」「治安が良く、夜遅く外出しても違和感を感じない。基本的に静かで住みやすい。最寄り駅が3駅あり、都心へのアクセスが大変便利」といった声が寄せられている。

4位は「みなとみらい線(横浜~元町・中華街)」、5位は「東急世田谷線(三軒茶屋~下高井戸)」、6位は「京王井の頭線(神泉~吉祥寺)」、7位は「ブルーライン(あざみ野~北新横浜)」、8位は「JR中央線(中野~武蔵境)」、9位は「東急田園都市線(池尻大橋~二子玉川)」、10位は「東京メトロ半蔵門線(清澄白河~押上)」となっている。

因子別に見ると、「生活利便性」においての1位は、昨年に引き続きみなとみらい線(横浜~元町・中華街)で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ている。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022「生活利便性」因子別ランキング

「交通利便性」の1位は、東急田園都市線(池尻大橋~二子玉川)だった。トップ10の沿線のうち7沿線が、「街の住みここち沿線ランキング」でもトップ10に入っている。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022「交通利便性」因子別ランキング

「行政サービス」の1位は、ブルーライン(あざみ野~北新横浜)だった。唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ている。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022「行政サービス」因子別ランキング

「静かさ治安」の1位は、小田急多摩線(新百合ヶ丘~唐木田)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価をとなっている。トップ10内には、北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)・京成千原線(千葉中央~ちはら台)など千葉県の沿線もランクインした。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022「静かさ治安」因子別ランキング

「親しみやすさ」1位は東急目黒線(不動前~多摩川)、2位は東急東横線(代官山~多摩川)だった。

  • 街の住みここち沿線ランキング2022「親しみやすさ」因子別ランキング

「物価家賃」の1位はJR五日市線(拝島~武蔵五日市)、「自然観光」の1位は江ノ島電鉄線(鎌倉~藤沢)、「防災」の1位は千葉県内を通る北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)がランクインした。

なお同ランキングは、山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除外してランキングを集計したとこのこと。