古巣横浜FM相手に2得点のC大阪レオ・セアラ [写真]=金田慎平
2024明治安田J1リーグ第10節が27日に行われ、セレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦した。
前節初黒星を喫した首位の座から陥落したC大阪が、AFCチャンピオンズリーグ準決勝の死闘から中2日の横浜FMを『ヨドコウ桜スタジアム』を迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは17分、横浜FMが先制に成功する。敵陣ペナルティエリア内でパスを受けた植中朝日は舩木翔にボールを奪われたものの、舩木がボールの出しどころを探している隙を突いて植中がボールを奪回。こぼれ球を拾ったエウベルが柔らかい浮き球をゴール前へ送り、水沼宏太が頭で合わせて押し込んだ。
25分ごろ、C大阪のゴール裏で急病人が発生し、試合は一時中断。両チームのドクターが対応にあたり、当該サポーターは担架で搬出された。
C大阪は45分、キム・ジンヒョンのロングボールに抜け出したレオ・セアラが相手GKポープ・ウィリアムに倒されてPKを獲得する。レオ・セアラ自らキッカーを務めたものの、ゴール左下を狙ったシュートは枠を外れてしまう。
それでも前半アディショナルタイム6分、C大阪が試合を振り出しに戻す。敵陣深い位置で相手MF山根陸を囲んでボールを奪い、田中駿汰がグラウンダーでゴール前に折り返す。ボックス中央で収めたレオ・セアラは、落ち着いてゴールへと流し込み、リーグ戦5試合連続ゴールを記録した。
同点で折り返すと、59分に横浜FMが勝ち越しに成功する。左コーナーキックから水沼が送ったインスイングのクロスは味方に繋がらなかったものの、ゴール前の相手DF鳥海晃司はクリアに失敗。投入直後の榊原彗悟がこぼれ球を押し込み、J1初得点を記録した。
68分、C大阪が再び追いつく。ペナルティエリア手前、右寄りの位置でフリーキックを獲得し、キッカーのルーカス・フェルナンデスがピンポイントのボールをゴール前へ送る。レオ・セアラが合わせると、ヘディングシュートは相手GKに触られたものの、ボールの勢いが勝ってゴールに吸い込まれた。
終盤はC大阪の押し込む時間が続いたものの、逆転の1点は奪うことができない。後半アディショナルタイム3分には毎熊晟矢が鋭いボレーシュートを放ったものの、相手GKポープ・ウィリアムの高セーブに阻まれた。
試合は2-2のまま終了し、勝ち点「1」ずつを分け合った。次節は5月3日に行われ、C大阪はホームで北海道コンサドーレ札幌と、横浜FMはホームでジュビロ磐田と対戦する。
【得点者】
0-1 17分 水沼宏太(横浜FM)
1-1 45+6分 レオ・セアラ(C大阪)
1-2 59分 榊原彗悟(横浜FM)
2-2 69分 レオ・セアラ(C大阪)
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By サッカーキング編集部
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