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広島は連勝ならずFC東京とドロー…両者の新戦力、荒木遼太郎と大橋祐紀が2戦連発

2024.03.02

FC東京とサンフレッチェ広島が対戦した [写真]=兼子愼一郎

 2024明治安田J1リーグ第2節が2日に行われ、FC東京サンフレッチェ広島が対戦した。

 前節、新加入の荒木遼太郎が2ゴールを挙げてセレッソ大阪に2度追いついたFC東京は、今季初勝利に向けてスターティングメンバーを2人変更。一方の広島は開幕節、新戦力の大橋祐紀が躍動して新スタジアムで浦和レッズを撃破。同じ先発11人で連勝スタートを目指す。


 序盤は広島が主導権を握って押し込む展開に。前半最大の決定機は23分、左サイドから東俊希が供給したクロスに加藤陸次樹が豪快なボレーシュートで合わせたものの、相手GK波多野豪のファインセーブに阻まれた。前半は両者に得点が生まれず、スコアレスで折り返す。

 後半もペースを握る広島は64分、満田誠が低く鋭いミドルシュートでゴール右下を狙ったものの、相手GK波多野に防がれた。すると同場面で獲得したコーナーキックがFC東京のディエゴ・オリヴェイラのハンドを誘い、主審によるオンフィールドレビューの結果、広島がPKを獲得。キッカーを務めた大橋はど真ん中へと思い切り蹴り込み、右に倒れた波多野との駆け引きを制して2試合連続で先制ゴールを記録した。

 しかし71分、FC東京がすぐに試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア右の深い位置から長友佑都がグラウンダーで折り返し、ニアポストの近くで荒木がボールを収める。荒木は相手を背負いながらも巧みなボールさばきで相手DFを外すと、一瞬生まれたシュートコースを見逃さず、こちらも加入後2試合連続となるゴールを記録した。

 77分、大橋がペナルティエリア内で相手DF森重真人に倒され、ふたたび福島孝一郎主審によるオンフィールドレビューが行われる。結果、大橋のオフサイドが認められ、今回は広島にPKが与えられなかった。

 広島は81分、右コーナーキックに荒木隼人が頭で合わせたものの、クロスバーに嫌われて勝ち越しとはならない。

 すると85分、今度はFC東京の攻撃で際どい判定。俵積田晃太が左サイドをえぐって荒木のファウルを誘い、FC東京にPKが与えられる。しかし、VARによるレビューの結果、ぎりぎりペナルティエリアの外でのファウルだったとジャッジされ、判定はフリーキックに変わった。

 オープンな展開となるなか、終盤も両チームがゴールに迫ったものの、試合を決定づける次の1点は生まれず。試合は1-1のまま終了し、FC東京は2試合連続ドロー、広島は1勝1分となった。次節は9日に行われ、FC東京はホームでヴィッセル神戸、広島はホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
FC東京 1-1 サンフレッチェ広島

【得点者】
0-1 69分 大橋祐紀(広島)
1-1 71分 荒木遼太郎(FC東京

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