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オヤルサバルが2得点も…ソシエダは終盤の失点でラージョとドロー、久保建英はPK誘発

2023.10.30

再三チャンスを演出したレアル・ソシエダの久保建英 [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第11節が29日に行われ、ラージョ・バジェカーノレアル・ソシエダが対戦した。

 レアル・ソシエダは今シーズンここまでのラ・リーガで10試合を消化し、5勝3分2敗の5位。チャンピオンズリーグ(CL)を含めた直近の公式戦では2連勝を記録している。今節の相手は「2」ポイント差で7位につけるラージョ・バジェカーノ。直近では6試合負けなしと好調を維持している。開幕からここまでチーム最多の5ゴールを記録している日本代表MF久保建英のプレーにも期待がかかる。

 最初の決定機は14分のレアル・ソシエダ。ボックス左手前でFKを獲得すると、これをブライス・メンデスが直接狙うも、鋭くカーブを描いたシュートはクロスバーを直撃。21分にはサイドチェンジから左のアンデル・バレネチェアにボールが渡り、カットインから右足を振り抜くも、シュートは相手DFのブロックに阻まれ枠を捉えることはできなかった。久保も積極的な仕掛けで幾度となくチャンスの創出を試みる。

 試合の均衡が破れたのは31分。ラージョ・バジェカーノは敵陣中央付近でFKを獲得すると、フロリアン・ルジューヌが右足の強烈なシュートを放つ。これはGKアレックス・レミロの好セーブに阻まれるも、こぼれ球に反応したアブドゥル・ムーミンが角度のないところからネットを揺らした。先制を許したレアル・ソシエダは36分に反撃。縦パスを引き出したB・メンデスが左へ展開し、バレネチェアのクロスに最後はミケル・オヤルサバルがボレーで合わせ、試合を振り出しに戻した。前半はこのまま1-1で終了する。
 
 後半は拮抗した展開が続く。レアル・ソシエダは中盤でのボール回しを起点に、両サイドの突破からチャンスの創出を試みる。久保も鋭いドリブル突破で相手DFのファウルを誘発するなど随所で好プレーを披露する。すると65分、久保がボックス左角付近からクロスを供給すると、ボールは対峙したDFの腕に直撃し、レアル・ソシエダがPKを獲得。これをオヤルサバルが冷静に沈めて逆転に成功した。

 リードを許したラージョ・バジェカーノは71分、イシ・パラソンがボックス手前から左足で強烈なシュートを放つ。直後にはルジューヌが再び強烈な直接FKを放ったが、いずれもGKレミロの好セーブに阻まれ得点ならず。対するレアル・ソシエダは77分にチャンス到来。前線でボールを収めたオヤルサバルが中央へ送り、待ち構えていた久保が左足のダイレクトで狙ったが、シュートは惜しくも枠の右へ外れる。

 このまま試合終了かと思われた90+1分、ラージョ・バジェカーノは途中出場のベベがカットインから左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール左下隅に突き刺さり試合は振り出しに。試合はこのまま2-2で終了し、レアル・ソシエダは公式戦3連勝を逃した。次節、ラージョ・バジェカーノは11月5日にアウェイでレアル・マドリードと、レアル・ソシエダは同4日にホームでバルセロナと対戦する。

【スコア】
ラージョ・バジェカーノ 2-2 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 31分 アブドゥル・ムーミン(ラージョ・バジェカーノ
1-1 36分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ
1-2 66分 ミケル・オヤルサバル(PK/レアル・ソシエダ
2-2 90+1分 ベベ(ラージョ・バジェカーノ

By サッカーキング編集部

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