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クロップ監督、両親誘拐で欠場のL・ディアスに言及「これまでで最も困難な状況」

2023.10.30

得点後にL・ディアスのユニフォームを掲げたジョッタ [写真]=Getty Images

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、両親が誘拐されたと報道されているコロンビア代表FWルイス・ディアスの状況に言及した。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第10節が29日に行われ、リヴァプールはノッティンガム・フォレストと対戦。31分にディオゴ・ジョッタのゴールで先制すると、35分にはダルウィン・ヌニェス、77分にはモハメド・サラーが追加点を挙げ、3-0で快勝した。

 しかし、L・ディアスは、両親であるルイス・マヌエル・ディアス氏とシレニス・マルランダさんが、コロンビア北部のバランカスで見知らぬ男たちに車から呼び止められ、その後誘拐されたことを受け、この試合は欠場となった。

 すでに母親は28日にバランカスで発見されたようだが、依然として父親の消息は不明で、当局は救出につながる情報を提供した人に対して2億ペソ(約720万円)の報奨金を支払うことが発表されるなど、コロンビア軍と警察による大規模な捜索が行なわれている。

 そんななかで迎えたノッティンガム・フォレスト戦で先制点を挙げたジョッタは欠場したL・ディアスのユニフォームを掲げるなど、同選手をサポートしている姿勢が示された。

 試合後、クロップ監督はイギリスメディア『スカイスポーツ』で欠場したL・ディアスについて言及。「私はこれまでで最も困難な状況で試合をした。本当に難しい一日だった」と語りながら、次のように続けた。

「彼のために私たちができる最善のことは試合に勝つことだった。(監督として)1000試合以上を戦えば、すべてを経験したと思うだろう。でも、これは私たちのことではなく、ルイスと彼の家族の問題なんだ」

「私たちはみんな、すべてがうまくいくように祈っている。私たちにできる唯一のことは彼のために戦うことであり、それを彼らはやった。一日は最悪の形で始まった。選手たちは彼のために戦ったんだ」

By サッカーキング編集部

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