東京都交通局は23日、日暮里・舎人ライナーにおいて朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を図るため、既存車両(300形1次車)のうち12編成を新車(330形3次車)に更新すると発表した。6月25日から1編成を運行開始し、2022~2024年度に既存の12編成を更新する。

  • 日暮里・舎人ライナーに導入される330形の外観・車内における特徴

  • 既存車両(300形1次車)と新車(330形3次車)の比較

新車への更新により、日暮里・舎人ライナーで活躍する全編成のうち8割を全面ロングシート化。既存車両(300形1次車)は1編成あたりの定員245人だったが、新車(330形3次車)は1編成あたりの定員が262人に増え、輸送力増強が図られる。

あわせてセキュリティ強化のため、すべての車両に防犯カメラを設置(1両あたり2カ所)。既存車両のフリースペースは1編成(5両編成)あたり2カ所だったが、新車は全車両にフリースペースを設置しており、1編成あたり6カ所に増える。新車では車内液晶モニターを1両あたり2カ所設置するほか、抗ウイルスコーティングも施される。