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攻守に躍動するホワイト「長くアーセナルに留まりたい。このクラブをあるべき場所へ戻したい」

2023.10.21

アーセナルに欠かせない存在となったホワイト [写真]=Getty Images

 アーセナルに所属するイングランド代表DFベン・ホワイトが、自身のパフォーマンスについて語った。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

 現在26歳のホワイトは、ブライトンの下部組織出身。2019-20シーズンにレンタル先のリーズで2部優勝に貢献すると、ブライトンに復帰した20-21シーズンは主力として活躍。2021年夏、移籍金5000万ポンド(約91億円)でアーセナルに完全移籍した。

 当初はその移籍金に対して疑問の声も上がったが、すぐに実力で黙らせた。本職のセンターバックだけでなく右サイドバックなど複数ポジションを高いレベルでこなす総合力の高さで攻守のキーマンとなり、これまで公式戦通算95試合に出場している。

『スカイスポーツ』のインタビューに応じたホワイトは、右サイドバックへの適応について「間違いなく大変だったよ。特にこの(ミケル・アルテタ)監督の下ではね」とコメント。「彼の下でサイドバックをやるには、センターハーフであり、センターバックであり、ウイングであり、10番でなければならない。だから、サイドバックやセンターバックとしてだけでなく、自分のプレー全体を成長させることが大事なんだ」と、アルテタ監督から多くのタスクを求められていることを明かした。

 今季リーグ戦8試合で相手のドリブル突破を許した回数はわずか3回。ホワイトはその秘訣にメンタル面の重要性を説いている。

「相手のウインガーが自分より速いとわかっているときは、精神的にタフになる。相手を止められる何かを見つける必要がある。試合開始から60分後に自分がクタクタになっているときに、同じように良い選手が現れる。それはどのトップチームでも起こることなんだ。それに対処しなければならない」

 一方の攻撃面では、ここまでリーグトップとなる42回のオーバーラップを記録し、右ウイングに入るブカヨ・サカを全面的にサポートしている。「それが僕の役目なんだ。彼が得意とするプレーができるポジションに入るのを助けるために僕がもっと走らなければならないのなら、それは仕方のないことだ。10回走れば、1回は得点につながるだろう。でも、そうすることで最も危険な相手のウインガーから離れてしまうことになる。だから、彼は僕と一緒にずっと走って戻らなければならない。それが鍵だと思うよ」と、サカとの関係性について語った。

 また、ホワイトは「毎試合、自分自身の価値を証明しなければならない。ここにはいい選手がたくさんいる。100パーセントの力を発揮できなければ、ポジションを奪われるだけだ」と、日本代表DF冨安健洋らとの熾烈なポジション争いへの覚悟も口に。「できる限り長くアーセナルにとどまりたいし、最高レベルにとどまり、このクラブをあるべき場所に戻したい」と自身のさらなる活躍を誓い、最後に20年ぶりとなるプレミアリーグ制覇への意気込みを語った。

「僕たちは昨シーズン、勝ち点を取るべきときに取れなかった試合もある。難しい試合、苦しい試合に勝つ。どんなプレーをしようが、どんな展開になろうが、勝ち点3を得る。それはマンチェスター・シティがここ数年やってきたことだと思う。それが僕たちの目指していることだ。それは大きなインパクトを与えると思う」

By サッカーキング編集部

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