今季限りでの退任が発表されているトゥヘル監督 [写真]=Getty Images
バイエルンの一部ファン・サポーターが、トーマス・トゥヘル監督の続投を希望しているようだ。25日、イギリスメディア『アスレティック』やドイツメディア『シュポルト1』などが伝えている。
3部のザールブリュッケンに敗れて早期敗退に終わったDFBポカールに続き、12連覇を目指したブンデスリーガでもタイトルを逃したバイエルン。シーズン序盤から不安定な戦いが続いていたなか、2月にはトゥヘル監督の契約を1年前倒しで解消することが発表された。現在は唯一優勝の可能性が残されたチャンピオンズリーグ(CL)の戦いに臨む傍ら、6月末で退任する指揮官の後任探しに着手している。
当初はレヴァークーゼンを初のマイスターシャーレ獲得に導いたシャビ・アロンソ監督を“トップターゲット”に据えていたものの、42歳のスペイン人指揮官は3月の会見で残留を明言。その後は、2021年夏から昨年3月までバイエルンの指揮を執っていたユリアン・ナーゲルスマン監督との交渉を進行していたものの、36歳の青年監督は現地時間19日にドイツ代表との契約を2026年まで延長したことが発表された。
その後、オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が新指揮官候補に浮上。既に交渉の場が設けられたことが明らかになっているが、バイエルンのファン・サポーターの一部は今シーズン終了後の監督交代を望んでいないようだ。
オンライン署名サイト『Change.org』では、現地時間23日から「我々が望んでいるのはラングニックではなく、トゥヘルだ!」と題した署名活動がスタート。既に1万2千人を超える同意が集まっている。なお、嘆願書には「メディアによる否定的な報道や、負傷者に悩まされている状況にも関わらず、CL優勝経験者である彼はチームをCL準決勝まで導いた。(ウナイ・)エメリやラングニックといった候補者にも敬意を表すが、彼らとトゥヘルを並べることはできない」と記されており、アーセナルを破ってCL準決勝へ進出したことが、続投を希望する要因の一つとなっているようだ。
依然として白紙状態となっているバイエルンの新監督人事。果たしてクラブはどのような決断を下すのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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