ボロ暫定監督がDFパウリスタのタックルに苦言 [写真]=Getty Images
バレンシアを率いる“ボロ”ことサルバドール・ゴンサレス・マルコ暫定監督が、2日に行われたラ・リーガ第17節(延期分)レアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。
ラ・リーガ5戦未勝利で降格圏との勝ち点差が「1」にまで縮まり、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任したバレンシア。後任には“火消しのスペシャリスト”ボロ氏が任命され、8度目の暫定監督として指揮を取ることに。迎えた延期分の第17節、バレンシアは敵地でレアル・マドリードと対戦。しかし後半に2失点を喫すると、DFガブリエウ・パウリスタが軽率なファールを犯して一発退場し、反撃に転じることができないまま、0-2で敗戦した。
まずボロ暫定監督は、ガブリエウ・パウリスタの退場に苦言。同選手は72分、この日1得点を記録したFWヴィニシウス・ジュニオールのドリブル突破に対して、危険なタックルをお見舞い。このプレーにヴィニシウスも怒りをあらわにし、ピッチ上で小競り合いが起きる事態にまで発展したことについて、「無力感と神経質の結果。彼は自暴自棄になる行為を犯してしまった。このようなことが再発し、チームが1人減ってしまうようなことがあってはならない。彼と話をする必要がある」としつつ、「彼は少し気を動転させてしまった。無力感の影響だ。ピッチ上では革命が起きているのだから、各々が自制しないと戦争に発展する」と良いゲームをするために、感情をコントロールする必要があることを強調した。
名門復権を目指した今季だったが、前半戦を終えて残留争いに巻き込まれたバレンシア。それでも、ボロ暫定監督は「まだ19試合も残っていること、そして激しいトレーニングを積んでいるチーム、亀裂のないグループであることを、つねに大切にしていこう。ドレッシングルームには何の問題もない。1試合1試合に集中し、今までうまくいっていたことを強く意識して取り組んでいく」と決意。続けて「まだ、獲得できる勝ち点はたくさん残っている。決して諦めることのない集団だから楽観視しているよ」と後半戦での巻き返しに向けて胸中を明かしている。
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By サッカーキング編集部
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