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アーセナル、“本命”ライス獲得へ総額約192億円のオファー提示…実現すれば英国人最高額に

2023.06.28

去就に大きな注目が集まるデクラン・ライス [写真]=Getty Images

 アーセナルが、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得に向けて3度目のオファーを提示したようだ。27日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 かねてから今夏のビッグクラブ移籍が噂され、去就に大きな注目が集まっているライス。同選手を今夏の“トップターゲット”に据えているアーセナルは今月に入り、クラブ史上最高額を更新する8000万ポンド(約147億円)+1000万ポンド(約18億円)の最初のオファー、そして7500万ポンド(約138億円)+1500万ポンド(約28億円)の2度目のオファーを提示。しかし、分割払いの期間やアドオンの構造などを巡ってウェストハム側を納得させることができず、いずれのオファーも即座に拒否されたことが明らかになっていた。

 するとその直後、マンチェスター・Cが今夏のライス獲得に乗り出していることが判明。現地時間26日には8000万ポンド(約147億円)+1000万ポンド(約18億円)のアドオンという総額9000万ポンド(約165億円)の最初のオファー提示に踏み切った。しかし、移籍金として固定費1億ポンド(約183億円)以上を要求しているウェストハムは、この提案も拒絶したと報じられている。

 そうした中、この度アーセナルは“トップターゲット”確保に向けた今夏3度目のオファーを提示した模様。その総額は英国人選手の史上最高額を更新する1億500万ポンド(約192億円)にまで上るという。なお、具体的な内容については、固定費が1億ポンド(約183億円)、さらに選手のパフォーマンスによって発生するアドオンが500万ポンド(約9億円)に設定されているようだ。

 これまでのクラブ史上最高額を遥かに上回る金額を提示したアーセナルだが、ウェストハムが今回のオファーを受け入れるかは依然として不透明なようだ。イギリス紙『ガーディアン』が報じたところによれば、ウェストハム側はアーセナル側が提示した支払い方法に不満を抱いているとのこと。オファーを即座に拒否することはないものの、引き続きクラブ間での交渉は行われているようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も「支払い条件や契約構造に関して、クラブ間で議論し、明確化すべき点が残っている」と指摘している。なお、同氏によると、ウェストハムはマンチェスター・Cの2度目の入札にも期待を寄せているとのこと。しかし、アーセナル側は、現時点でライス獲得に自信を深めているようだ。

 遂に1億ポンド(約183億円)の大台を超えるオファーを提示したアーセナル。果たして“3度目の正直”となるのだろうか。

By サッカーキング編集部

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