名古屋鉄道は、西尾線・蒲郡線(西尾~蒲郡間)を走る6000系ワンマン車両1編成(2両編成)の前面・側面に白帯のラッピングを施し、3月19日から運行すると発表した。愛称を「にしがま号」とし、吉良吉田~蒲郡間を運行する際、車両前面にイラスト系統板を掲出する。

  • 白帯ラッピング車両イメージ

  • イラスト系統板イメージ

白帯ラッピング車両の運行は、西尾市・蒲郡市と締結した「名鉄西尾・蒲郡線に関する連携合意書」の合意事項である「地域とともに更なる観光推進」の一環として実施。白帯ラッピングは、1980~1990年代にかけて有料特急専用車両であることを示すため、7700系などの車体に施されていた白い帯状の塗装をイメージしている。かつて西尾線・蒲郡線でも白帯の車両を使用した列車が運行されており、今回の復刻で当時を懐かしんでもらうとともに、西尾・蒲郡観光活性化のコンテンツとして活用するとのこと。

対象となる6000系ワンマン車両はおもに蒲郡線で運行されるが、名古屋本線や犬山線など他の線区でも運行予定。3月19日から5月8日までの間、西尾線・蒲郡線の愛称である「西蒲線」になぞらえ、車両の愛称を「にしがま号」とし、吉良吉田~蒲郡間を運行する際、車両前面にイラスト系統板を掲出する。

  • 記念乗車券の台紙イメージ

  • 記念乗車券イメージ(台紙内側・券面)

運行開始日の3月19日、西尾駅で10時40分頃から発車式を開催するほか、西尾駅の東側にある歩行者連絡通路内「おいでっき」や駅前広場にて、西尾市などによる各種イベントを予定している。白帯復刻を記念し、3月19日8時30分から西尾駅、3月19日13時から蒲郡駅と吉良吉田駅で白帯復刻記念乗車券(1セット760円、発売数2,000セット)や白帯復刻記念キーホルダー(500円・発売数500個)を発売。記念乗車券は3月21日から名鉄名古屋駅サ―ビスセンターでも販売される。

3月19日から5月8日までの期間、当日有効な名鉄フリーきっぷを提示すると、西尾駅で2枚(各1種類)、蒲郡駅で1枚の白帯復刻記念券(磁気券)をもらえるサービスも実施する。