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広島、茶島雄介の2発&川村拓夢のゴラッソで2試合ぶり白星! 京都は泥沼6連敗

2023.06.04

広島と京都が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第16節が4日に行われ、サンフレッチェ広島京都サンガF.C.が対戦した。

 直近4戦で3敗と調子を落としている広島が、5連敗中で7戦未勝利の京都を『エディオンスタジアム広島』に迎えての一戦。ハイプレスを信条とするチーム同士、球際で激しいバトルが繰り広げられる。前半はお互いにゴール前でのシーンも作り出したが、ともにチャンスは生かせず。試合はスコアレスで折り返す。


 後半に入っても一進一退の攻防が続くなか、59分に広島が試合の均衡を破る。GK大迫敬介が左サイドめがけてロングボールを供給。反応した森島司が相手DFと入れ替わり、一気にペナルティエリア左へと侵入する。森島は相手をかわしてからグラウンダーで折り返すと、ボックス中央のエゼキエウが合わせたが、これは惜しくも右ポストに直撃。それでも、こぼれ球に反応した茶島雄介が豪快に左足を振り抜いて押し込んだ。

 69分、京都が試合を振り出しに戻す。GK太田岳志のゴールキックを味方が頭でつなぎ、受けた豊川雄太は巧みなファーストタッチで茶島をかわす。そのままペナルティエリア左に侵入すると、次に対峙した相手DF荒木隼人をも剥がして左足一閃。角度のないところからニアサイドを抜いてゴールネットを揺らした。

 しかし71分、広島がすぐに勝ち越し点を獲得する。野津田岳人が左サイドから低く速いクロスを供給。ゴール前の茶島が合わせて押し込んだ。

 後半アディショナルタイム3分、広島がダメ押しの追加点を獲得する。自陣でボールを奪い、こぼれ球を拾った川村拓夢が、ドリブルを仕掛けて相手DF4人を一気にはがす。そのまま相手GKとの一対一を迎え、冷静にゴール左下へと流し込んだ。オフサイドポジションにいたナッシム・ベン・カリファが相手DFの進路を妨害しているようにも見えたが、オンフィールドレビューで映像を確認した西村雄一主審はオフサイドを取らず、川村の得点は認められた。

 試合はこのまま終了し、広島は2試合ぶり白星、京都は6連敗で8戦未勝利となった。次節は11日に行われ、広島は敵地で川崎フロンターレと、京都は敵地でアルビレックス新潟と対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 3-1 京都サンガF.C.

【得点者】
1-0 59分 茶島雄介(広島)
1-1 69分 豊川雄太(京都)
2-1 71分 茶島雄介(広島)
3-1 90+3分 川村拓夢(広島)

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