静岡ダービーで先制点を挙げた乾貴士 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J2リーグ第38節が7日に行われ、清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦した。
公式戦通算70度目の“静岡ダービー”は、自動昇格圏争いの行方を占う大一番に。ホームの3位清水が押し込むなか、磐田も鋭いカウンターで先制点を虎視眈々と狙う。27分、ジャーメイン良が敵陣中央で相手をはがし、一気に前進。ペナルティエリア中央でも相手DFをかわし、左足でゴール左下を狙ったが、惜しくも枠をとらえることはできなかった。
試合の均衡が破れたのは41分、清水が先制に成功する。ペナルティエリア手前でこぼれ球に反応した乾貴士が思い切って右足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。試合は清水の1点リードで折り返す。
後半からは磐田が攻勢を強めるが、清水の固い守りに攻めあぐねる。一方の清水も2点目を奪う機会がなかなか訪れないが、76分に決定機到来。乾が再びゴール前でこぼれ球に反応して右足を振り抜くと、相手DFに当たったボールはゴールへ向かう。しかし、相手GKの好セーブに阻まれて得点には至らない。
磐田は試合終盤、何度もセットプレーを獲得してゴールに近づいたものの、オレンジ色の壁を崩すことはできない。清水は最後まで集中を切らさず、全員の体を張った守備で磐田の猛攻を耐え抜き、1-0でダービーマッチを制した。清水は3試合ぶり白星、磐田は2試合ぶり黒星となり、清水が磐田と勝ち点差「2」の2位に再浮上した。
今季J2リーグのレギュラーシーズンは残り4試合。次節、清水は21日に敵地でいわきFCと、磐田は22日に敵地で徳島ヴォルティスと対戦する。
【得点者】
1-0 41分 乾貴士(清水)
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By サッカーキング編集部
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