ニュース 2020.01.20. 14:00

e日本シリーズに進むのは…?王者・ロッテと挑戦者・オリックスの死闘

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e日本シリーズ進出チームが決定


 プロ野球のオフシーズンに開催される、"もうひとつのプロ野球"──。

 日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントの共催で行われるプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」。プロ野球12球団がドラフト会議で指名した4名でチームを結成し、現実のプロ野球と同様、セ・リーグとパ・リーグに分かれ、日本一の座をかけた熱い戦いを繰り広げている。


 レギュラーシーズンが12日(日)で終わり、18日(土)からは『eBASEBALLプロリーグ 2019シーズン コカ・コーラ eクライマックスシリーズ』が開幕。現実のプロ野球と同様、セ・パ各3チームが勝ち残り、短期決戦で日本シリーズへの出場権を争う。

 なお、レギュラーシーズンではプレイヤー1人が5イニングの試合をプレーするという戦いだったところ、eCSからは9イニングの試合を3人のプレイヤーで戦う(3イニング毎に交代していく)形にルールが変更となっている。いかに良い流れで仲間にバトンをつないでいくか、逆も然りでいかに嫌な流れを断ち切ることができるか。コントローラーを握るのは各チーム1人だが、これまで以上にチームの結束力が大事になってくる。


プロリーグランキング1位のエースが魅せた


▼ ファーストステージ

オリックス(2位) - 楽天(3位)


 パ・リーグのファーストステージは僅差で優勝を逃した悔しさを糧に、“下剋上”で日本シリーズ出場を目指すオリックスが危なげなく突破。王者・ロッテへの挑戦権を得た。

 初戦は1点ビハインドの状況で最終回を迎えたオリックスだったが、レギュラーシーズン6戦全勝のエース・指宿聖也選手が執念で1点をもぎ取り、4-4の同点に。延長戦はなく、引き分けの場合はリーグ順位の上位チームに星が付く規定のため、オリックスが突破に王手をかける。

 勢いに乗った第2戦では、木村智亮選手が初回から3点を挙げる猛攻で主導権を握ると、4~6回を担当した松井徳成選手は反撃したい相手打線を3イニング連続でゼロに封じ込め、最後は指宿選手が2本塁打を放ってダメ押し。序盤に先制、中盤を締め、終盤で突き放す理想的な試合運びで、ファイナルステージ進出を決めた。


ロッテが見せた王者の貫禄


▼ ファイナルステージ

ロッテ(1位) - オリックス(2位)


 ファーストステージの激闘から一夜明けて、すぐに行われたパ・リーグのファイナルステージ。レギュラーシーズンでは「0.5」ゲームの差で運命を分けた、ロッテとオリックスによる決戦となった。

 前日の連勝で勢いに乗るオリックスに対し、王者・ロッテがどう受けていくのかという点に見どころが集まったなか、ロッテは町田和隆選手が初回に先頭打者本塁打を放って幸先よく1点を先制すると、3回にも2点を加えて序盤からガッチリ主導権を握り、5回にも下山祐躍選手が一発で2点を加えて5-0とリード。守ってもオリックス打線の反撃を2点で封じ、まずは初戦をモノにする。

 第2戦は初回から点の取り合いとなるも、2-2の同点で迎えた中盤戦、ロッテ2番手・柳虎士郎選手がコツコツと1点ずつを重ねてリードを拡げていくと、終盤戦はキャプテン同士の対決に。オリックスは指宿選手が8回に2点を返し、9回にも二死から一発で1点を挙げて1点差まで迫ったが、最後は下山選手が執念でリードを守り切り、連勝でe日本シリーズの出場権を確保した。


『コカ・コーラ eクライマックスシリーズ』パ・リーグの結果



▼ ファースト:オリックス(2位)- 楽天(3位)

・第1試合:オ 4 - 4 楽
└ 高川 悠 - 高田和博
└ 木村智亮 - 井上将旭
└ 指宿聖也 - 三輪貴史

・第2試合:オ 5 - 1 楽
└ 木村智亮 - 三輪貴史
└ 松井徳成 - 岡田郁斗
└ 指宿聖也 - 井上将旭


▼ ファイナル:ロッテ(1位)- オリックス(2位)

・第1試合:ロ 5 - 2 オ
└ 町田和隆 - 木村智亮
└ 下山祐躍 - 高川 悠
└ 清野敏稀 - 指宿聖也

・第2試合:ロ 6 - 5 オ
└ 町田和隆 - 木村智亮
└ 柳虎士郎 - 松井徳成
└ 下山祐躍 - 指宿聖也


コメント


▼ 解説者・黒木知宏氏

バファローズの昨日の試合を観て非常に勢いがあったので、
バファローズがいくのかな、と思いましたが、
マリーンズの選手は実力があって
全体的なトータルバランスが取れているチームということは感じましたね。
さすがリーグを制覇したチームだと感じました。

僕自身も会場で緊張していました。
ここで解説させていただくときもそうですし、
現場でコーチをするときもそうなんですが、
実は選手に試合前に声をかけたくないんですよ。
試合に向けてすごく集中しているので。
そういう思いが分かる。
できるだけ距離感をもうけたいし、
選手にストレスをかけず、あえて距離をおいていました。

そういう緊張感が会場にも選手にもありました。
マリーンズもちょっと緊張してましたね。

僕が個人的にこのシリーズでMVPに選ぶのは指宿選手。
プレースタイル。クセ。
最後のほうで追いつくか追いつかないかというところまで盛り上げていく、
そして一発ホームランまで打つ。非常に素晴らしい選手です。

「SMBC e日本シリーズ」では、マリーンズOBなので、
中立的な目で見なければいけないんでしょうけど、
マリーンズを応援したいです。

マリーンズがんばれ!(笑)


今後の日程 


 SMBC e日本シリーズ:1月25日(土)

会場:esports 銀座 studio
(コナミクリエイティブセンター銀座内)


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