JR西日本は4日、今シーズンの「SLやまぐち号」の定期運転を11月22日に終了した後、臨時列車として、蒸気機関車(SL)が牽引する「SL新山口駅開業120周年記念号」「SLクリスマス号」、ディーゼル機関車(DL)が牽引する「津和野稲成号」を運行すると発表した。

  • 「SLやまぐち号」で客車を牽引する蒸気機関車D51形200号機

「SL新山口駅開業120周年記念号」は、「SLやまぐち号」の出発駅である新山口駅が12月に120周年を迎えることを記念し、120年前に列車運行のメインとして活躍していた蒸気機関車が牽引する臨時列車として運行。新山口駅において120周年記念イベントも開催される。12月5・6日に新山口~津和野間で運転され、定員は245名。蒸気機関車D51形200号機が牽引する。

「SLクリスマス号」はクリスマス特別仕様のヘッドマークを付けて運行する臨時列車。12月19・20日に新山口~津和野間で運転され、定員は245名。蒸気機関車D51形200号機が牽引する。

「津和野稲成号」は、山陰の小京都・津和野への参拝などに便利な臨時列車。今年度はディーゼル機関車の牽引で、1月1~3日に新山口~津和野間で運転され、定員は245名。ディーゼル機関車DD51形1043号機が牽引する。

いずれも新山口駅10時50分発・津和野駅12時59分着、津和野駅15時45分発・新山口駅17時30分着で運転。新山口~津和野間の途中停車駅は湯田温泉駅、山口駅、仁保駅、篠目駅、長門峡駅、地福駅、鍋倉駅、徳佐駅。各列車の指定席券は、乗車日の1カ月前の10時から全国のJRのおもな駅の「みどりの窓口」やおもな旅行会社で販売される。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組みとして、空気清浄機や窓の開放等による車内換気の実施、アテンダントのマスクの着用、定期的な手洗いや手指消毒を実施し、車内にアルコール消毒液を設置する。3号車ゲームコーナーは利用停止する。