京成電鉄は今月下旬から、駅と車内の多言語放送強化、アプリ・ウェブサイトによる情報提供の充実を順次行う。

  • 京成電鉄が利用者への情報提供手段・多言語対応の拡充を図る

3月26日以降、専用タブレットと翻訳専用サーバーが一体化した「多言語翻訳放送装置」を空港第2ビル駅、成田空港駅など7駅に導入。駅係員が専用タブレットに案内文をテキスト入力するか音声登録し、駅の放送機材に接続すると、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語で駅構内に放送できるようになる。

3月27日には、「京成アプリ」の列車走行位置ページを充実させるアップデートを実施。運転見合わせ・遅延発生区間の表示、運行中の列車の両数・停車駅・標準の停車時刻などの表示が可能となる。駅の情報にバス停留所の情報を追加するほか、空港第2ビル駅と成田空港駅では、成田空港を発着する航空機のフライト情報へのリンクを追加する。

列車内の多言語案内放送も3月29日から拡充。「スカイライナー」とアクセス特急において、従来から多言語での自動放送を実施しているが、これを一般車両にも拡大。車掌が携帯しているタブレット端末にアプリを導入して車両の放送装置と接続し、通常の案内放送を日本語・英語の2カ国語、異常時案内やマナー啓発の案内放送を4カ国語で実施する。